マツ、しかも幹が赤いマツです。
乾燥に強く、光と風通しの良いのを好むので、
他の木が育たない 尾根筋のような場所に 結構 目立って生えています。
ちなみに、海辺に多いクロマツは、こちら。右↓
右→のクロマツの写真と比べてみると、アカマツって、やっぱり赤いですね。
アカマツは、高さも30〜35m、中には50mの大木にもなります。
それから、アカマツの林では松茸が採れるんですって。
物の本によると、荒れ地にはまず草が生え、
次にアカマツが栄え、それから、カシなどの森になるっていうのが、
日本の原生林によくある姿 だそうです。
さしずめ、アカマツは開拓者?
幹は、地面に近いところでは、厚く四角いひびが入って、ちょうど おせんべいというか おかきのようですが、
若い幹や、木の上の方では もっと薄くはがれて、同じ木とは思えないほど表情が違います。
葉は、針のような松葉です。
2本ずつセットで、さやに包まれています。
この葉を組み合わせて、松葉ずもう などをして 遊んだりします。
(これが五葉松などになると、5本ずつなんですよ。
マツといえば何でも、みんな2本セットだと思ってたんですけど、
種類によって違うんですよね。)
赤い鱗片(りんぺん)に包まれているのは、冬芽です。
おばなは 春、この新芽(冬芽)の下の方に 1cmくらいの うす黄色の姿で モコモコッと現れ、
黄色い花粉を たんさん 出します。
おばなが いっぱい付いている枝は、あまり長くのびません。
春になって ぐんとのびた新芽の先には 赤いめばなが 2つか3つ付きます。
めばなの下に いっぱい付いている 緑色の物は、
新しい葉っぱの芽です。
花が終わると、あの、ツンツンした松葉が ニョキニョキ 出てくるんですね。
実は2年がかりで実り、つばさのついた種を飛ばし、殻は松ぼっくりと呼ばれ親しまれています。
と、いうことは、松ぼっくりが今、付いているところは、2年前は枝先だったと言うことになるのでしょうか。
そう思いながらもう一度枝を眺めると、その木の歴史がわかるようで、面白いですね。
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