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5/2 花盛りのこずえ

アカマツ  赤松   [マツ科マツ属:常緑高木]
Pinus densiflora

マツ、しかも幹が赤いマツです。

乾燥に強く、光と風通しの良いのを好むので、
他の木が育たない 尾根筋のような場所に 結構 目立って生えています。



ちなみに、海辺に多いクロマツは、こちら。右↓
アカマツ クロマツ
右→のクロマツの写真と比べてみると、アカマツって、やっぱり赤いですね。



アカマツは、高さも30〜35m、中には50mの大木にもなります。
それから、アカマツの林では松茸が採れるんですって。

物の本によると、荒れ地にはまず草が生え、
次にアカマツが栄え、それから、カシなどの森になるっていうのが、
日本の原生林によくある姿 だそうです。
さしずめ、アカマツは開拓者?



幹は、地面に近いところでは、厚く四角いひびが入って、ちょうど おせんべいというか おかきのようですが、
若い幹や、木の上の方では もっと薄くはがれて、同じ木とは思えないほど表情が違います。
樹皮(根元ちかく) 樹皮(幹の高いところ)



葉は、針のような松葉です。
2本ずつセットで、さやに包まれています。
この葉を組み合わせて、松葉ずもう などをして 遊んだりします。

(これが五葉松などになると、5本ずつなんですよ。
マツといえば何でも、みんな2本セットだと思ってたんですけど、
種類によって違うんですよね。)
葉のスキャン画像



4/10 冬芽
赤い鱗片(りんぺん)に包まれているのは、冬芽です。



4/22 おばな(つぼみ) 5/6 おばな 5/6 おばなのアップ
おばなは 春、この新芽(冬芽)の下の方に 1cmくらいの うす黄色の姿で モコモコッと現れ、
黄色い花粉を たんさん 出します。
おばなが いっぱい付いている枝は、あまり長くのびません。

5/3 めばな01 5/3 めばな02
春になって ぐんとのびた新芽の先には 赤いめばなが 2つか3つ付きます。

めばなの下に いっぱい付いている 緑色の物は、
新しい葉っぱの芽です。
花が終わると、あの、ツンツンした松葉が ニョキニョキ 出てくるんですね。



4/10 冬芽と去年の実 4/10 こずえの実
実は2年がかりで実り、つばさのついた種を飛ばし、殻は松ぼっくりと呼ばれ親しまれています。
5/2 拾った松ぼっくり



と、いうことは、松ぼっくりが今、付いているところは、2年前は枝先だったと言うことになるのでしょうか。
5/2 枝先のおばなとめばな 4/29 枝のようす
そう思いながらもう一度枝を眺めると、その木の歴史がわかるようで、面白いですね。



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