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9/12 こもれび

ムクノキ  椋の木   [ニレ科ムクノキ属:落葉高木]
Aphananthe aspera

山地に生えて、よく枝分かれして 高さ30mくらいまで育つ木。
葉の細かさ、形、茂り方がエノキによく似ている木です。



春 4月、エノキより少しおくれて芽を出したムクノキです。
4/10 枝先の芽
葉は、最初からきれいな きみどり色。
何枚もの葉っぱが 重なり合って 芽を出すようすは、エノキと似ています。

4/10 芽01 4/11 芽02



4月下旬、きみどりの葉っぱがたくさん出てきました。
4/22 芽吹くこずえ



若葉のスキャン画像(表)若葉のスキャン画像(裏)
葉は、5〜10cmくらい、縁にギザギザ(鋸歯)があります。
さわってみると、ざらざらしています。
昔は、木材、べっこう、象牙などをみがくのに利用されたそうです。

葉の付け根から、葉の先まで、ふちにギザギザが付いているのが エノキとちがうところです。

葉脈の特ちょう
もう一つのとくちょうは、葉の付け根近くのすじ(葉脈)の入り方です。
ふちのギザギザ(鋸歯)まで、一気に走ったすじ(葉脈)から、いく本も 枝分かれしているのが、ムクノキの葉。
エノキは こんなにはっきりしていないし、
もう一つのそっくりさん、ケヤキの葉は、すじ(葉脈)が枝分かれしないのです。



春に出た、芽一つ分の新しい枝をスキャンしてみました。
葉っぱが、たがいちがいにつく(互生)ところは、エノキといっしょですね。
枝先のスキャン画像(表) 枝先のスキャン画像(裏)



4/29 花
花は、うすい きいろ、葉かげに小さく じみに咲きます。



9/12 実
実は、1cm前後で、秋に黒く実り、甘くておいしいのだそうです。鳥たちもよく食べに来るようです。



幹には、赤っぽい筋が縦に何本も入っていて、優しげですよね。
樹皮


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