山地に生えて、よく枝分かれして 高さ30mくらいまで育つ木。
葉の細かさ、形、茂り方がエノキによく似ている木です。
春 4月、エノキより少しおくれて芽を出したムクノキです。
葉は、最初からきれいな きみどり色。
何枚もの葉っぱが 重なり合って 芽を出すようすは、エノキと似ています。
4月下旬、きみどりの葉っぱがたくさん出てきました。
葉は、5〜10cmくらい、縁にギザギザ(鋸歯)があります。
さわってみると、ざらざらしています。
昔は、木材、べっこう、象牙などをみがくのに利用されたそうです。
葉の付け根から、葉の先まで、ふちにギザギザが付いているのが エノキとちがうところです。
もう一つのとくちょうは、葉の付け根近くのすじ(葉脈)の入り方です。
ふちのギザギザ(鋸歯)まで、一気に走ったすじ(葉脈)から、いく本も 枝分かれしているのが、ムクノキの葉。
エノキは こんなにはっきりしていないし、
もう一つのそっくりさん、ケヤキの葉は、すじ(葉脈)が枝分かれしないのです。
春に出た、芽一つ分の新しい枝をスキャンしてみました。
葉っぱが、たがいちがいにつく(互生)ところは、エノキといっしょですね。
花は、うすい きいろ、葉かげに小さく じみに咲きます。
実は、1cm前後で、秋に黒く実り、甘くておいしいのだそうです。鳥たちもよく食べに来るようです。
幹には、赤っぽい筋が縦に何本も入っていて、優しげですよね。
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