前の木へページのトップ次の木へ

4/22 花盛り

ハナミズキ  花水木 
別名 アメリカヤマボウシ
 [ミズキ科ミズキ属:落葉小高木〜高木]

Cornus florida

1912年に 当時の東京市長さんが、ワシントンに桜をプレゼントした時に、お返しに贈られた木。
最近では、並木道や庭に植えられるようになって、すっかり身近な木になりました。



春先、丸い芽をつけた木を見かけませんでしたか?
4/1 花の芽01 4/9 花の芽02

4/9 葉の芽 花の芽



初夏に咲く 大きな白い花が印象的ですが、実はこれ、花びらではなくて、総苞片(そうほうへん)というもので、
中央に集まっている 細かいものの方が、花なんです。見えますか?
4/16 花 4/15 花 アップ
冬の枝先に ぽっこり付いていた 花の芽は 暖かくなるにつれ、だんだんふくらんで、
キャベツみたいになり、ふろしきづつみのようになり・・・、やがて大きなカンバンを開いて、虫を呼ぶんですね。
4/15 こずえの花



若葉のスキャン画像(上 表、下 裏) 新緑のこずえ
この春開いた若葉を スキャンしてみました。葉は、丸っこくて ふちのギザギザは無し、
花が終わると、葉が 元気良く しげります。



8/29 若い実
実は、夏の終わりには、もう、ほんのり赤くなり始めます。
9/24 実 アップ
いくつもの実が 押しくらまんじゅうしながら、枝に付いているのをみると、
やっぱりあの 小さくまとまっていたつぶつぶの 一つ一つが花だったんだなって、思います。



10/9 赤い実
葉は秋に、どの木よりも先に赤くなります。
オレンジや茶色が多い中、ワインカラーに染まるおしゃれさんです。

まだ残暑がきびしくて フウフウいっている人間たちをよそに、
一足早く 秋ものの服を着て、すまして立っている ショーウインドーのマネキンさんみたいです。



実は、冬、かなり遅くまで枝に残っています。・・・ってことは、あんまり鳥さんに人気がないのかしら。
落ちた実は、アリがせっせと巣に運ぶんですけどねえ。
12/9 雪と赤い実



樹皮 枝先の芽
幹の様子は灰色で、細かいびびが入ります。枝は、曲線的で、やさしい感じです。

あまり大きくならないので、都会で人と暮らすのに むいているのかもしれません。
冬、枝の先に付く、丸い花の芽。来年もきれいに咲いてくださいね。



そっくりさんのヤマボウシと近い種類っていうのは、なっとくなんですけど、あの大木になるミズキとも近い種類とは、意外です。
英語の名前は、Flowering Dogwood。赤い花(総苞片)のベニバナハナミズキもあります。

前の木へ ←ヒマラヤスギについて ページトップへ戻るボタン ユリノキについて→ 次の木へ
はっぱのもよう おなじみの木 ページトップへ
はっぱのもよう 公園おさんぽ日記 表紙


inserted by FC2 system