秋に黄色くなる木。ギンナンが実る木。
鎌倉、鶴岡八幡宮の大イチョウ、神宮外苑のイチョウ並木などが有名ですね。
神社や学校にもよく植えられている、身近な木です。
恐竜と一緒に 化石が見つかるくらい 古い種でもあります。
意外にも 針葉樹の仲間(裸子植物)に分けられるので、図鑑で探すときには注意が必要です。
おすの木とめすの木があります。
葉は、とってもユニークなイチョウ型。
広葉樹のように葉脈同士が交わることなく、平行に、
時々、二またに分かれながら成長するので、独特な扇形になるのだそうです。
見えますか?二またの葉脈。
木によって、葉の切れ込みの深いもの浅いもの、ほとんど目立たないものなど様々です。
お株の方が切れ込みが深くてズボンの形。め株の方が切れ込みが浅くてスカートの形と教えてくれた人がいたのですが、
どうなんでしょう?
『趣味悠々』のテキストには、
切れ込みが多い方が原始的な姿で、若木やひこばえなどで良く見られると書いてあります。
確かに、恐竜の化石といっしょに見た 大昔のイチョウの葉の化石は、切れ込みがいっぱいでした。
もっと いろいろ調べてみなくっちゃ・・・ですね。
芽の出る様子も写真に撮ってみました。
同じ所からいくつもの葉が一緒に生えてくる、束生(そくせい)という生え方です。
かわいいですよね。
春の芽吹きと新緑の梢。
イチョウは、たがいちがいに葉がつく(互生)枝と、何枚もの葉がいっぺんに付く(束生)枝が あるそうです。
今年伸びた 緑色の枝には、葉がたがいちがいに付き(互生)、茶色くなった古い枝からは 葉が、束になって出て(束生)います。
花は新芽とともに現れ、この、束になっている葉の付け根に 咲くそうです。
おかぶには 花粉袋を下げた おばながつき、めかぶには 秋にギンナンになる めばながつきます。
写真は まだとれてないんですけど。
幹の様子は、たてに細かいひびが入る灰色で 厚い樹皮です。
がっしりとした太い幹に、明るい色の若い枝が、空に向かってツンツンとつきます。
ギンナンは 実るとちょっと くさいのですが、
秋の紅葉は、見事ですね。
どっさり ちった落ち葉で、あたり一面を 黄色に染めるのは、私の住んでいる地域では、11月の終わり頃になります。
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