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11/26 黄葉するこずえ

イチョウ  銀杏   [イチョウ科イチョウ属:落葉高木]
Ginkgo biloba

秋に黄色くなる木。ギンナンが実る木。
鎌倉、鶴岡八幡宮の大イチョウ、神宮外苑のイチョウ並木などが有名ですね。
神社や学校にもよく植えられている、身近な木です。

恐竜と一緒に 化石が見つかるくらい 古い種でもあります。
意外にも 針葉樹の仲間(裸子植物)に分けられるので、図鑑で探すときには注意が必要です。

おすの木とめすの木があります。



若葉のスキャン画像 二またの葉脈
葉は、とってもユニークなイチョウ型。

広葉樹のように葉脈同士が交わることなく、平行に、
時々、二またに分かれながら成長するので、独特な扇形になるのだそうです。

見えますか?二またの葉脈。



木によって、葉の切れ込みの深いもの浅いもの、ほとんど目立たないものなど様々です。
お株の方が切れ込みが深くてズボンの形。め株の方が切れ込みが浅くてスカートの形と教えてくれた人がいたのですが、
どうなんでしょう?

『趣味悠々』のテキストには、
切れ込みが多い方が原始的な姿で、若木やひこばえなどで良く見られると書いてあります。

確かに、恐竜の化石といっしょに見た 大昔のイチョウの葉の化石は、切れ込みがいっぱいでした。

もっと いろいろ調べてみなくっちゃ・・・ですね。




芽の出る様子も写真に撮ってみました。
同じ所からいくつもの葉が一緒に生えてくる、束生(そくせい)という生え方です。
かわいいですよね。
4/9 芽吹きのようす(枝先) 4/9 芽吹きのようす(枝の途中)



4/11 大木の芽吹き 新緑のこずえ
春の芽吹きと新緑の梢。




イチョウは、たがいちがいに葉がつく(互生)枝と、何枚もの葉がいっぺんに付く(束生)枝が あるそうです。
葉のつき方
今年伸びた 緑色の枝には、葉がたがいちがいに付き(互生)、茶色くなった古い枝からは 葉が、束になって出て(束生)います。



花は新芽とともに現れ、この、束になっている葉の付け根に 咲くそうです。

おかぶには 花粉袋を下げた おばながつき、めかぶには 秋にギンナンになる めばながつきます。
写真は まだとれてないんですけど。



樹皮 枝振り
幹の様子は、たてに細かいひびが入る灰色で 厚い樹皮です。
がっしりとした太い幹に、明るい色の若い枝が、空に向かってツンツンとつきます。



11/26 色づき始めたこずえ 11/19 一面の落ち葉
ギンナンは 実るとちょっと くさいのですが、
秋の紅葉は、見事ですね。

どっさり ちった落ち葉で、あたり一面を 黄色に染めるのは、私の住んでいる地域では、11月の終わり頃になります。

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