古い日記帳
2005/1/1〜1/31

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2005/02/03 thu
ラクウショウとトチノキの枝

なんだか、あっという間に2月。今日は節分ですよ。お豆 用意しなくっちゃ。

北の方は大荒れのお天気で、雪がいっぱい降ったそうですね。
地震の被災地は、雪の重みで家がつぶれたとか…。
世の中には もっと大変な思いをしている方がいらっしゃるんだから、
文句いっちゃいけませんが、
めっちゃ 寒いです(^^;)。←こら



関東地方は、ものすごくよく晴れて、冷え込んで、空っ風がびゅーびゅー吹いています。
でも、さぼらずに ちゃんとおさんぽに行ってきましたよ。
うんと寒いだろうと思って、いっぱい着て手袋までしていったら、汗かいちゃいました。

去年、メタセコイアのおばなが 枯れ枝そっくりだと言うことを発見しましたが、
今年は、ラクウショウの上の方に、もしかしたら おばな?という 
枯れ枝のような物を発見しちゃいました

私が良く見る 公園のラクウショウたち。
めばなは すぐ手の届く位置につくけれど、おばなはどうしても 見つからなかったんですよね。
手元の本によれば、
芽吹きはじめる4月頃、去年伸びた長枝の先に おばなの房を下げるはず…なんですが、
毎年、目を皿のようにして探しても 枝には、本物の枯れ葉が少々残るばかりで、
花 らしい物は一つも見あたらなかったんです。

でも、今年は ??? 枯れ葉にしてはちょっと ツブツブ ころころ してないか?
っていう物を見つけました。
でも、樹の1番上の枝先です。よく見えません。
精一杯 背伸びして撮った写真ですが、
下の方の 少し赤っぽいのが枯れ葉 とすると、
枝先の黒っぽいのは おばなのつぼみかなぁ〜?
問題の4月まで、ドキドキしながら観察を続けてみたいと思います。



二枚目の写真は 大きなトチノキさん
天狗のうちわみたいな葉っぱと 渋いけど 見た目は美味しそうなどんぐりを、
みんな落として、太くて力強い 枝だけになりました。
春になると枝先から、プロペラみたいな新芽を出して、また、新しい一年が始まります。



冬晴れの日は、落葉樹の樹形を見て歩くのも 楽しいですね。
2月は受験シーズン。体調整えて、悔いの無いように 頑張って欲しいものです。
我が家の姫様が受験するのは、再来年。勉強して欲しいなぁ(^^;)。




2005/02/13 sun
タラの芽

ううっ、あっという間に10日もあいてしまいました。
もう、日記書くの辞めちゃったんじゃないかと思われちゃいますよね。
いやいや、まだまだ頑張りますよ。
ただ、ここのところ、色々忙しかっただけです。
年末もあわただしいけど、年度末も、何かと色々あるんですよ(えへへ)。

でもって、おさんぽにも、ずっと行ってません。
ああ、贅肉が付いてしまう…(泣)
なので、今日の写真は、先週食べた 山菜の女王「タラの芽」です。←おいっ



一昨年の日記(2003/06/12)でちょっと触れた 道ばたのタラノキも相変わらず元気ですが、
さすがに、道ばたの木の芽を採って食べるわけにはいかないので(笑)、
スーパーで買ってきました。

ほろ苦いかなと思って、子どもの分を少な目にしたら「もう無いの?」って
催促されちゃいました(^^)。
だってこれは、大人が春の風情を楽しむために買ったんだから、
そんなにいっぱいは無いんだよ…って説明したけど、
今度はもっと買ってこよう♪そう思いました。



食べる時には、こんな風に柔らかくてみずみずしい タラの芽ですが、
すっかり大きな葉になって 真夏にお会いする頃には、見違えています。
長さ1mにもなる大きな 奇数(2回)羽状複葉で、
5〜12cmほどの小葉の付け根、一つ一つに とっても固くて鋭いとげをはやした
いかつい姿になっちゃうんです。

スーパーのパックには入っていませんが、もともと、幹から枝から 
それはもう、そこいら中 とげだらけで、見るからに怖そうな木なんですよ。
その、とげだらけの木から、春に出たばかりの芽を削り取って 食べちゃおうと、
最初に思った人って、いったい何を思って、この木の芽を口にしたんでしょうね。

案外、とげに引っかかって 痛かったから、悔し紛れに噛みついてみたのかしら?
なんてね。勝手な想像をしつつ、春の味を楽しみました。



ただ、お山に生えているタラノキの芽を 観光客が勝手に採ってしまうので、
地元の人が困っているという話をよく聞きます。
地元の人は、木が枯れない程度に利用する方法を知っているのですが、
そういうルールを知らない人が 勝手に採ってはいけないんです。
でも、そういう事ってなかなか、理解されないようです。
自然に親しみに行って、自然を破壊しちゃあ 元も子もないのに変ですよね。

それに、スーパーで売ってるタラの芽などは、
「タラノキ畑」で大量に栽培されたもの…かも しれないんですよ。
今は山菜でも、畑で作る時代なんです。
「さすが野趣あふれる 山の味〜。」なんて
言っているのは、なんにも知らない都会の人ばかりだったりして(^^;)うふふ。





2005/02/15 tue
タネツケバナの花

昨日も、暖かいなぁとは 思いましたが、今日なんか、歩いていると汗かいちゃいます。
暖かいです。
夜から崩れて 明日あさっては 雨か雪になるかもしれないと言う予報ですが、
今日は 眠くなっちゃいそうなほど 暖かくて のどかなお天気です。
娘が幼稚園に通っていた頃、やっぱり とっても暖かいバレンタインデーがあって、
公園に広げたシートの上でお父さんが お昼寝してたっけなぁ…なんて事をふと、
思い出したりしました。



2月というと、一年で1番寒い頃という印象がありますけれど、
寒いのは初旬だけで、
少しずつ 冬型がゆるんで、妙に暖かい日があったり、
寒の戻りで 雪が降ったり…。
晴れて冷たい北風が吹く が 基本の関東の冬のお天気が、
周期的に移り変わる 春のお天気へと 変わりはじめる、その境目にあたるんですよね。

そういえば、小鳥たちが求愛の歌を歌い始めるのもこの頃だと 
どこかで読んだような気がします。
バレンタインデーと同じ頃っていうのが、
鳥も人も一緒なのかなぁ…?と 印象的だったんですが、ああ、どこで読んだんだろう。

今年は…まだ鳥さんたち、あんまりうるさくないですが、
早朝から、ものすごい騒ぎになる日もありますからね〜。
恋人争いに なわばり争い。
競うのは結構だけど、ほどほどにして欲しい 小鳥くんたち…ですが、
それはともかく、
春は確実に近づいているんですねぇ。

気温は さほど上がらなくても、日が長くなり、天気の特徴が変わる この頃を
「光の春」なんて呼ぶ人もいるそうですよ。風流ですね。



さて、今日の写真はタネツケバナ
我が家の鉢植えに ちゃっかり咲いた春の使者です。(まあ、ほぼ、一年中咲いているんですけどね。)
去年3/6の日記で 詳しいことはみんな書いてしまいましたので、
今日は写真だけでご勘弁下さい(笑)。




2005/02/20 sun
カツラの枝

暖かい日が続いていて 春が近いんだな〜♪なんて 思っていたら、
何と雪が降っちゃいました。
雪は降る、雨は降る、息子は熱出す…(あ、もう直りましたから ^v^) あわただしい週でした。

そんなこんなで、ご紹介するような写真も撮れずじまいですので、
今日は先月撮影した、公園のカツラの木の すんなりきれいな枝振りを見て頂きましょう。

あぁ、でも すっごく マニアックですね。
興味のない人には、ただの木の枝。どこが良いのか解んないですよね〜。
えへへ、すいません(苦笑)。
細い枝の すっきりとした直線が きれいだなと思いまして…。いや、それだけです。



それだけじゃ なんなので、
カツラと「桂」の違いという話を 載せておきましょう。(それも十分 マニアックだけど…)



えー、植物図鑑に「カツラ」と言う名前で載っている、可愛らしいハート形の葉っぱの落葉高木は、
カツラ科カツラ属、学名にも日本と入っているくらい 日本固有の木なのだそうです。
英語に翻訳する時だって カツラツリー(kastura-tree)で通用しちゃうんですって。
葉っぱをお香の原料に使うことから「香の木」とも呼ばれたり、
器具剤や鉛筆の軸なんかに使われたり、
アイヌの人々は この木から 舟を造ったりと、人々との関わりも深い木です。



一方、漢字の「桂」の方は、他の木の名前でもよく見かけます。
お料理に使う月桂樹とか、肉桂とか…、
キンモクセイを表す丹桂、ギンモクセイを表す桂花にも「桂」の字が使われます。
こちらはみんな、常緑樹。幹も葉っぱも全然 似ていません。

そう、ここでも漢字が、間違って伝わっちゃってたんですね。
まったく〜、そそっかしい人 多すぎですよ(笑)。
中国では「桂」といえば なんと キンモクセイ(金木犀)の事だそうです。



中国の伝説では、お月様の上には 
高さ五百丈(1500m以上)の「桂」の木が生えているのだそうで、
「月の桂」とか、「月の桂の花」とか言えば、お月様やら月の光やらを表す 
風流な表現になるそうです。

ちょっとweb検索しただけでも、
お酒と梅とサボテンに「月の桂」と言う名前がつけられているのが見つかりました。

それから日本では、お月様にはウサギが居て、お餅をついていることになっていますが、
中国では、仙人とも罪人とも言われる男が、償いのために「桂」の木を切り倒せと命じられ、
住まわされていると、伝えられているのだそうです。
でも、月に生えている「桂」は切ったそばから再生してしまうので、
男は いつまでも斧を振り続けなければ ならないんですって。



ここに出てきた「桂」は、きっと、みんなキンモクセイのことなんでしょうね。
似た木はあっても、日本のカツラと同じ木は、中国には無いそうですから…。
ただ、web上で「月の桂」について紹介していらっしゃる方で、

…お酒と梅とサボテンの 関係者の皆さんのことですよ。…

それをハッキリと認識していらっしゃる方は、残念ながら 見受けられませんでした。
ご存じでしたか?…なんて、聞けませんけどね(^^;)。ご存じかしら。ちょっと気になりました。



まぁ、名はどうあれ、
カツラの新緑も、キンモクセイの良い香りの花も 
どっちも素敵なことに変わりはありませんがね。

香りの良い花と言えば、そろそろ 沈丁花の香りがしてくる頃♪
急に冷え込んだりもするけれど、春はもうすぐそこまで来ています。
体調を崩さないように気をつけて、良い春を迎えられるよう 頑張らなくっちゃいけませんね。




2005/02/28 mon
マンサクの花

今日で2月もおしまい。ああ、早かったなぁ…、2月。
1月は行く。2月は逃げる。3月は去る…って言うんだそうですが、
本当にあっという間でした。

今日と明日、娘の期末テストが終われば 一段落ですが、
そうするともう、来年度はどうするかと言うことが気にかかって来るという…。
まぁ、どこまでいっても、キリがないですねぇ(^^;)。

息子の方は、学校の体育の授業で サッカー風競技をやっているんですよ。
ひとクラスを 数チームに分けての 総当たり戦。
いよいよその最終戦…Jリーグ風に言うなら「最終節」…が、迫っているんですって。
「完全優勝がかかっている」んだそうで、今、体調管理に余念がありません。

なんだか、熱心にテレビ観戦しているせいか、言うことが大人びていて おかしいです。
この週末にはJリーグも開幕するし、
今年も息子のサッカー熱は 熱いままです。ごひいきチームが
今年も調子よければ良いんだけど。



今日の写真は マンサクの花です。
日記の表紙の大きな写真も 同じ木ですが、実は、一昨年の写真です。
2003年は2月21日にはすでに満開だったのですが、今年は、23日で→の写真の程度の
つぼみ の状態でした。

右の写真の下の 満開の写真は、日記の表紙と同じく、一昨年のものです。
咲くとこんな風に、パンとはじけたクラッカーから飛び出す 紙テープのように 
花びらが開くんですよ。



春先、万花にさきがけ「まず咲く」ことから…  とか、
枝を埋め尽くして咲く様子から「豊年満作」にかけて…  とか、
名前の由来付きで語られることの多い花 ですが、 

web検索を重ねていくと、

花びらの細くねじれている様子が、よく実らなかったコメに似ていることから、
これを嫌って あえてその反対語であるところの「満作」と呼ぶようになった

という説もあることが  解りました。

あえて反対語で呼ぶ…うーん、なるほど、そういうこともあるんだ…なんてね、
感心しちゃいました。

園芸種では、シナマンサクの方が庭に植えられる事が多いようですね。
花の時期まで、枯れ葉が枝に残っていることが多いとか。
この木も、もしかしたら、シナマンサク なのかもしれません。
見分けられないんですよ。(^^A) えへへ、違っていたらごめんなさい。



サイトの方も ほんの少しだけ更新です。
「季節のごあいさつ」のページに 3月のごあいさつカードを飾りました。
おひたしになるはずが、カードになってしまった お野菜売り場の菜の花。
まだまだ浅い春ですが、
花粉症の方も 気にかかるところではありますが、とりあえず、

お越しくださった皆様に 明るい春が訪れますように♪



















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