古い日記帳

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2004/10/11 mon
今日から新しい日記帳♪

お久しぶりです(^^A)。

すったもんだしつつも、←イヤ、普通の人はスムーズに出来るのかもしれませんけどね…
ジオシティーズの新システムへの移行が出来ました。
今までのURLでも見られるんだけれど、日記のページだけ、アドレスが変わったんですよ。

新しい日記帳も設定できました。
写真が、簡単に貼り付けられると思って選んだんだけど、う〜む、見えない。←だめだねぇ。
もう少し勉強しなくちゃ。とほほ…。当分はまた、今まで通りでやってみますね。

今日の写真は、雨に濡れたキンモクセイ
雨…やみません。台風一過の青空も 望めません。おうちの中は洗濯物でいっぱい…。
明日はお日様を見られるかなぁ?




2004/10/12 tue
秋の野菊

今日もまた ぐずついたお天気でした。
身の回りにも、風邪をひいている人が増えてきました。
娘も今週の後半は中間テストです。
ちょっと鼻をぐずぐず言わせているから、薬を飲ませ、早めに寝かせました。
勉強もして欲しいけど、風邪をこじらせてもいけないし…。
気のもめる 今日この頃です。

今日の写真は、(確か去年の日記の写真でも取り上げた)きれいな紫色の花です。
多分…、多分 カントウヨメナだと思うんですけれど、自信がありません。
よく似た花が とっても多いんですよ。
でも、毎年、秋になると道端のヤブや空き地の縁なんかに 
ぱらぱらっと、いく輪か まとまって咲くんですよね。
ああ、秋だなって思います。

関西に多いヨメナは、若葉を食用にするそうですが、
関東に多い カントウヨメナは食べないそうです。ちょっと残念です(笑)。




2004/10/14 tue
サネカズラ(実葛)の実

9/16の日記でも触れた'万葉の植物を集めた一画'のある公園に、また行ってきました。
公園のご近所に用事が出来たので、ついでに(^^) 何度か通うことになりそうです。
9月には まだ緑色だったサネカズラの実が、見事に赤く色づいていました。

イクラみたいなツブツブが丸く集まった形…だと思っていたら、違うんですね。
中心に きみどり色の大きい球があって、その周りに 小さな赤い実が付いているんです。
図鑑に載っているのは大抵、まんべんなく実ったきれいな実だから 解らないかもしれないけれど、
ここの実は、幸か不幸か 生育不足のものが多くて、その 実の作りがよく見えました。
ちゃんと赤くなりきれなかった黄緑のちっちゃい実も付いてる この写真の実は、
なんとなく 違う意味で 可愛いかな…と思いました(笑)。

意外なことにモクレンの仲間の 常緑ツル性植物で、別名を'美男かずら'と言うそうです。
この木のツルを煮ると、
(皮を水につけるのだという説明も見ましたが…)ねばねばした汁が取れるのだそうです。
それを髪を整えるのに使ったと言うことです。

万葉の昔の整髪料ですね。ジェルとか、ムースとかの大先輩だわ(^^)。
だから'美男かずら'。
男性専用というわけではないようですが、
鬢(びん)付け油のかわりに、ちょんまげを整えるのにも使ったそうです。

万葉集には恋の歌がいっぱいありましたよね。
恋する男性は、'美男カズラ'でヘアスタイルをばっちり決めて、意中の人に会いに出かけたり…
したのかな?

サネカズラのそばの立て札には こんな歌が書いてありました。
『あしひきの 山さな葛 もみつまで  妹に逢わずや わが恋居(を)らむ』
(大意:山さな葛の葉が色づくまで、愛する人に逢わずに私は恋つづけているのでしょうか。)

漢方では南五味子(なんごみし)と呼び、実を強壮・鎮咳薬として利用するそうです。



今日は、ほんのちょっとだけ日が差しました。明日はようやく晴れそうです。
長かったな。
今日明日、娘は中間テストです。お勉強☆頑張れ〜。ヾ(^^ヾ))..( ノ^^)ノ フレッフレッ




2004/10/15 fri
スダジイのどんぐり

晴れましたよ〜!8日ぶりですって!
朝、お布団を干そうと窓を開けたら、小学生の良い子達が一列になって、遠足に出かけていくところでした。
嬉しいだろうな♪
私も シーツを取り替えて、気になっていた いろんなものを、洗って干しました。
でも、日差しはあっても 空気はずいぶん冷えていました。風も強かったし、ちょっと肌寒いくらいでした。
すっかり秋になっていたんですね。



今日はいつもの公園へ、スダジイどんぐりの写真を撮りに行きました。

スダジイは、ブナ科シイ属の常緑高木。テカテカ光る葉っぱの木(照葉樹)の代表格で、
特に関東地方では学校や公園、神社など、公共の場所でよく大木を見かける とっても身近な木です
表が濃い緑、裏が茶色の葉っぱを いっぱいに茂らせた木があったら、それがスダジイです、たぶん。

薪や炭にされるほか、腐りにくいので、建物や船を造るのにも重宝したそうです。
シイの仲間ですので、しいたけのホダ木にも利用されます。
樹皮からはタンニンが取れて、漁網を染めるのに使ったそうです。

このどんぐりは、2年かけて実るタイプで、
2年目の夏に、写真のような きみどり色の皮をかぶったまま 急に大きくなり、
秋に黒いほどの濃い茶色に実って どっさり落ちてきます。

シイの実は渋くないので、そのままでも食べられるんですよ。
関東に多いスダジイも、西日本に多いツブラジイも拾ってそのまま食べられるんですよ。
ナッツ類らしく ほんのり甘いです。素朴な味だけど、クセもないし美味しいですよ♪
娘は、4年生の時に担任の先生に教えて頂いてから、毎年、公園のシイの実が実るのを楽しみにしているらしいです。
拾って食べているのかな? (^^)
もちろん、から煎りして食べれば さらに香ばしくて美味しいんですって。

ついでに言えば、公園樹に多いマテバシイも 味は落ちますが、食べられます。
遠い昔、食料として とても大切にされてきたんじゃないかな?

里山の子ども達にとっては、ほんのちょっと前まで 身近なおやつ代わりだったんですって…。
鎮守の森の大きなスダジイはきっと、いろんな大人達の 子供時代を知っているんだろうなぁ。




2004/10/17 sun
外国産の紅葉する木

金曜日、とってもよく晴れたのに 土曜日は一日中 どんより曇ってしまいました。
この週末 いつもの公園は、市民のお祭りで賑わってはいるのですが、やっばりお天気がいまいちだと
盛り上がりに欠けますよねぇ。寒くて、夜店を冷やかして歩こうとは思えませんでした。

でも、一夜明けて今日はまた、よく晴れました。
雲一つ無い晴天で、冷たい風も吹いてないし…、絶好のお祭り日和です。
このお祭りは毎年大抵、二日とも好天に恵まれるって事はないんですよね。一日はいいお天気でも、
もう一日は 雨だったり寒かったりするんです。
毎年、たった一日なのに、こんなに違うのかなぁと思うんですよね。

去年はフリーマーケットの真似事をしたんだけど、今年はなんの予定もありません。
息子は友達とお祭りを見に行っちゃったし、
娘は例の'地域活動'の一環で、模擬店の売り子さんをしに行っちゃったし、
久しぶりに 静かにのんびりとしたお祭りの日を過ごしています。祭囃子が遠くに聞こえるっていうのも
良いもんですよ。



人混みから目を転じてみれば、公園の木々がちらほらと 色づきはじめていました。
一足早く色づく木々達、
ナツツバキはオレンジに、ハナミズキは紅色に、イヌシデは黄色に染まりはじめました。

公園の一画、外国産の園芸種が多く植えられているあたりでも、紅葉が始まっていました。
ちゃんとした名札が付いていないので、ハッキリした名前は解らないのですが、
まだ緑の葉が目立つのはたぷん ピンオークです。
どんぐりが実るはずなので楽しみにしているのですが…関東の気候では実らないのかなぁ。
ちょっと見慣れない形の葉が、異国情緒たっぷりでしょ?

赤く染まったのは、外国産のカエデの葉。たぶん 
樹液を煮詰めてメープルシロップをとるという、あの サトウカエデだと思われます。
カナダの国旗にもなった 世界で一番有名なカエデですよね。

外国産の木は 手元に資料が少ないので、webだよりになってしまうんですが、
詳しい説明がなかなか見つからなくて…。そのうち、ちゃんと確かめたいと思っています。



14日の日記で触れた「サネカズラ」。
常緑(一年中緑のまま)であると 図鑑には出ていたのに、
万葉集の歌の中では『もみつ』(紅葉する)と詠まれているので、あれれ?と思っていたのですが、
今日、別の本を見ていたら、
冬の間は真紅や赤紫に色づいて、春になるとまた緑色になると書いてありました。
散らない葉っぱでも、紅葉するものがあるんですね。




2004/10/18 mon
ヒイラギモクセイの花

日曜日に引き続いて、月曜日の今日もよく晴れました。
お布団をふかふかにしてくれたり、洗濯物をいっぱい乾かしてくれたり、
お日様って本当にありがたいですよね。

でも、また西から台風が近づいているんだそうです。今度ので23個目。
10月13日にマリアナ諸島の方で発生したその名も「トカゲ」。
アジアの台風にはアジアの名前が付いているんですよ。
22号は香港の言葉で、24号はラオスの言葉、で、今回は日本語でした。

トカゲちゃんくらいの可愛い台風だと良いんですけど…。
もともと星座の名前からとったそうなので、どんな星座かなと思ったら、カシオペアとはくちょう座の間にある、
とってもちっちゃい星座でした。
あんまり暴れて行かないで頂けると助かるんですけど、どんなもんでしょう?



今日の写真は「ヒイラギモクセイの花」
ちょっと油断しているすきに盛りを過ぎちゃって、散り残りをようやくカメラに納めました。

ヒイラギモクセイというのは、ヒイラギとギンモクセイの雑種。園芸種です。
丈夫でよく茂り、挿し木でよく増えるので、生け垣などによく使われています。
ご近所に、トゲトゲした葉っぱの生け垣があれば、多分それがヒイラギモクセイです。

初夏に新しい葉を出すくらいで 一年中なんの変化もなく、地味にお役目を果たしているので、
気がつかれないかもしれませんが、金木犀の花が終わった頃 この木も花を咲かせるんですよ。
よく茂った葉の陰、枝の先に 隠れるようにそっと咲くので、木の下にこぼれ落ちるまで 解らないくらいです。
キンモクセイほどではありませんが、ほのかに甘い香りもだだよわせます。奥ゆかしい花ですよね。

葉脈の入り方が 密で、とてもきれいなので、葉脈標本を作るのにも、向いているそうです。
その昔、近所の高校の文化祭で 葉脈標本のしおりをもらったことがあります。
'こーこーせい'が理科室で、ビーカーやらピンセットやらを使って葉脈の標本を作ってくれる姿は、
とっても大人っぽく見えたっけ…。
あの時の葉っぱも、そう言えばヒイラギモクセイだったような気がします。

日本産のヒイラギは、節分の時にイワシの頭と一緒に玄関に飾りますよね。
で、クリスマスのヒイラギには赤い実が付き物ですよね。
ヒイラギモクセイは 雄株しか知られていないので、実は付かないそうです。
節分の時に見かけるヒイラギの実は、夏に実って濃紫色。クリスマス飾りには向きません。

クリスマス用には、セイヨウヒイラギかアメリカヒイラギ またの名を'holly(ホリー)' を飾ります。
和名はヒイラギモチ。…あらら!?モクセイの仲間ではなくて、モチノキ科ですって。
そっか、モクセイ科のヒイラギの仲間は、黒っぽい実しかつけないけれど、
モチノキ科の木なら、実が赤い方が多いんだわ。うーん、名前に惑わされてはいけないですね。



10月もあっという間に過ぎていきます。もう、来年のカレンダーを見かけるようになりました。
クリスマスも、すぐにやってきそうですね。




2004/10/19 tue
色づきはじめたケヤキ

今日もまた'万葉の植物を集めた一画'のある公園に行ってきました。
もうしばらく通うことになりそうです。よい季節でよかったですよ。
まぁ今日は、台風が刺激した前線のお陰で あいにくの雨模様でしたが…。
でも、雨の公園は人影も少なくて、落ち着いて、のんびり散策できるからそれはそれでいいものです。



今日は、途中でスイフヨウを見つけたり、雨に濡れた竹やぶの様子を写真にとったりもしたんですけど、
帰り道、ふと見上げたケヤキの枝先が あんまりきれいだったので、写その真を飾っておきます。

万葉集にも、ケヤキは出てくるんですよ。
説明看板には、ケヤキの『万葉名は あし 』と書いてありますが、
紹介している歌の中では、『齊槻(ゆつき)』として登場していました。こんな歌です。

『泊瀬(はつせ)の 齊槻(ゆつき)が下に わが隠せる妻  あかねさし 照れる月夜(つくよ)に 人見てむかも』
(大意:泊瀬の齊槻の下に隠してある私の妻。その妻を、照らす月の光で人が見たろうか。 柿本人麻呂)

ケヤキの下に隠してある妻って…?  ちょっと怖い想像をしてしまいました(苦笑)。

ケヤキって、欅、槁、槻など、いろいろな字であらわされますが、齊槻(ゆつき)というのも、優雅な呼び名だなと思いました。



ケヤキを「ケヤキ」と呼ぶようになったのは、室町時代以降のようです。
手元の本には、ケヤキという名は、際立ってすぐれている木と言う意味の'けやけき木'が詰まったものだと書いてありました。
そうなんですよ。際立ってすぐれているんですよ、ケヤキの木は♪
色づき始めた、黄色い葉っぱもきれいでしょう?



明日は台風が接近して、大荒れのお天気になるのかな?息子の遠足の予定も、早々と延期されました。
被害が出ないといいんですが…。




2004/10/21 thu
色づきはじめたハゼノキ

暴れちゃいましたね、台風23号「トカゲ」。恐竜が暴れて行ったのかい?って言うような すさまじい夜でしたね。
ただ、申し訳ないほど、我が家の周りは平穏でした。風があまり強く吹かなかったので助かりました。

でも、朝からずっと台風の被害を伝えるニュースばかりやっていました。
ビックリしたのは、練習用の帆船・海王丸の事故。
中学生の頃、帆船が好きで、何年か続けてカレンダーを買って、自分の部屋に飾っていたんですよ。
青い空と海をバックに白い帆が映えて、とてもきれいな船でしたのに、今朝のニュースでは無惨な姿になっていました。
ひどい目にあったのは、人ばかりではないんですね。

もちろん、人への被害が 一番大きな問題ですけど、
いろんな事が片づいて、癒されて、元に戻るまでの膨大な手間と時間を考えると、
失われて二度と戻らないこともありますし、
トカゲ台風め、なんて事してくれたんだ!と思います。

とにかく、被害にあわれた 人と地域の 一日も早い復興をお祈りしています。
復興のために働かれる皆さんも、無理して体をこわさなければいいなと思います。
この暮れには、ちゃんと募金に行かないといけませんね。



今日も、万葉の庭を歩いてきました。昼過ぎから雲が切れて、久しぶりのお日様が顔を出しました。
今日の写真は、色づきはじめた ハゼノキの落ち葉です。

サトウハチローさんの「小さい秋」という歌の中で「♪は〜ぜの葉 あかくて 入り日色〜♪」って出てきますが、
関東育ちの私には、なじみのない葉っぱだったんです、はぜの葉って。
見たこと無いんですもの、まるで、空想上の植物ですよ(^^;)。

今回、万葉の庭でハゼノキを見つけて、大喜び。早速、落ち葉を集めて写真を撮ってみました。
もちろん、「小さい秋♪」を口ずさみつつ・・・(^^)えへへ。

説明の看板には「ヤマハゼ」と書いてありましたが、図鑑やwebで調べたところ、この葉はハゼノキのものでした。
西日本では、他の木に先駆けて色づく木…なんですね、ハゼノキって。
ヤマハゼの方は、ヤマウルシやツタウルシと同様、とってもかぶれやすいので、要注意の葉っぱなんですが、
このハゼノキは(毛深くないのが見分けのポイントなんですけどね)、あんまり かぶれないみたいです。

実からはロウが採れて、それで和蝋燭を作ったり、織物のつや出し剤にしたそうです。
葉っぱはきれいな赤やオレンジですけれど、実の方はすっかり 汚い灰色になってました。
大量の ツブツブした実がたれ下がっているんですけど、その灰色っぷりがカビを連想させて、
写真を撮る意欲がわきませんでした(^^A)。←へたれ
人の役に立ってきた実なのにごめんね、ハゼノキちゃん。

きみどりの葉の所々にオレンジの葉が混ざる程度の、色づきはじめのハゼノキ。
今日は、拾い集めた落ち葉と同じくらいの 淡い色の夕焼けが見られました。
これから秋が深まるにつれ、夕焼けも赤みを増していくんですよね。
ちょうど、はぜの葉が「入り日色」に染まる頃、また写真を撮りに行かれると良いんですけど。



そうそう、ヤマハゼとして紹介してあったのは 大伴家持の長歌でした。
長いので省略しますが(すみません)、
万葉の頃は「はじ」と呼ばれ、弓を作るのにも使われていたそうで、

神代の昔から、ハゼで作った弓を持たれ…(いや、ここの形容詞の羅列が長いんですよ。)…天下をお治めになった天皇に、
代々 清い心で仕えてきた…(いやまた、この辺も長くて)…祖先から引き継いだ
大伴という立派な名前を絶やしてはいけないよ…という趣旨の長歌の出だし部分でした。

興味のある方は、もっと丁寧な解説がweb上にありますから、検索してみてください←おいっ。

でも、この木は、ヤマハゼじゃなくてハゼノキなんですけどね。ま、似たようなものだから、いいでしょう。←いいのか?





2004/10/22 fri
ホトトギスの一種

雨台風で水浸しになった地域も、ようやく水が引いて、復旧作業が始まったそうです。
過去25年間で最悪の被害だったそうで、人的被害はもちろんですが、
畑や漁場が荒らされましたので、このあとの食料品の値上がりなども心配です。

はぁ〜、丁度いいくらいに降ってくれると助かるんですが、今年は
夏、異常に暑かったかと思えば、秋は台風続きだし…。ホントに、お手柔らかにお願いしたいです。

そんな中、朝のニュースで 富士山がうっすら雪化粧したと伝えていました。
この目で確認したいのに、今日は風がない為、スモッグにかすんでしまって見えません。残念です。



私の方は、申し訳ないほどのんきで、台風のあと、
夏にはまだ青い木の実や小枝をいっぱい拾いましたし、秋になってからは、せっせとどんぐりを集めていました。
今回は紅葉した葉っぱをたくさん拾いました。
ハナミズキやカエデ、エノキ等々…そのうちこれも、更新のために役立てなくっちゃと
色あせないうちに、写真にとっておきました。

で、ふと気づいたのですが、ケヤキの実が全然落ちてないんですよ。
去年は、枝の途中に まとまって付いていて、すごく目立っていたのに、今年は全然見えないんです。
風が吹いても落ちてこないし…。

先週末、お祭り会場になっていた近所のケヤキ並木でも、万葉の庭がある 隣の市の大きな公園でも、
ケヤキの実を、一つも見ませんでした。こんな年もあるんですね。
そこで思い出したのが、去年、
並木のケヤキには実がいっぱい付いているのに、公園内の木には、実が付いていなくて 不思議だったこと。
実がたくさん付く年と、付かない年があるんですかね?

去年、不作の年だったどんぐりは、今年、とってもよく実っています。
ケヤキも、どんぐりみたいに、豊作の年と不作の年を繰り返しているのかしら?
今度公園に行って、去年、実が付かなかったほうの ケヤキの様子も 見てこなくっちゃなりませんね。




今日の花は、また、ホトトギスの一種
街中で見かけた園芸種なので、タイワンホトトギスか その交雑種って言うところです。
なかなか、ただのホトトギスって咲いてませんね。いざ探してみると、見あたらないものです。

複雑な作りの花ですが、
花被片とよばれる、花びらみたいな部分の 外側の一番下、つまり、「外花被片の基部」に
丸い (球状の) ふくらみが 一個ずつだと「ホトトギス」で、
二個ずつあると「タイワンホトトギス」…ってことになるらしいです。

つまり、花をそっとめくってみて、底に ころころして 丸い出っ張りが、
6個なら「ホトトギス」、12個もあったら「タイワンホトトギス」ってことです。

この花は、9/14にご紹介したものよりは、ただの「ホトトギス」の方に似ているので、
交雑種なのかもしれません。
いずれにしても、(キレイなんだからどうでも良いのかもしれないけれど、)
ただのホトトギスじゃなくて残念でした。やっぱり、お山に行かないと咲いてないのかしら。

…とか何とかいっているうちに、花の咲く時期が終わっちゃいますよね。
図鑑を見ていると、白っぽい ヤマホトトギスやら、黄色い タマガワホトトギスやら、
いろいろな種類があるんですよ。来年はちゃんと お山に登って探してみようかな。



急に冷え込んじゃいました。
最低気温が10度を下回った地域もあったそうです。
紅葉がキレイになるのは歓迎ですが、風邪をひいている人が多いようです。
夜は暖かくして、週末ゆっくり 休んで、風邪、こじらせないで おきたいですよね。




2004/10/25 mon
色づきはじめた カエデの葉

台風の次は地震ですよ。全く、なんて年でしょう。

土曜日の夕方、さて、夕飯でも作りますかと台所に立ったところで、グラグラっと揺れました。
テレビの第一報で、震源地が新潟だと知りました。

我が家の方でも、大きめの揺れが 40分くらいの間に 3回感じられました。
印象的だったのは、
新潟の放送局からのレポートの最中に 大きく揺れたんですが、
アナウンサーさんが「あ、また、大きな余震がありました!今、揺れています!」と叫んでから、
数分後 我が家の方も揺れたんですよ。
断層がずれた振動が、あのくらいの距離を、地面を通じて このくらいの時間をかけて 伝わった来たんだなぁ…、
なるほど 本やテレビの説明通りだ…などと 思いっきり 感心してしまいました。

昨日は何事もなかったけど、今朝は、余震で起こされました(泣)。
二日たってようやく、詳しい被害状況が解ってビックリ!阪神淡路の震災以来の大きな被害ですって。



台風の大雨で地盤がゆるんでいるところに、何度も大きく揺れたものだから、山が崩れて大変な被害が出ています。
新幹線は脱線しちゃうし、山村の人は 生活道路が使えず孤立しています。
まるで集中豪雨のあとの ニュースを聞いているみたいです。

怖い思いや 辛い思いをしていらっしゃる方も多いでしょうに。被災された皆様には、お見舞い申し上げます。
お気の毒にと思っているだけでは 申し訳ないので、ほんとに募金しますね。
我が家の防災対策もちゃんと考えて置かなくちゃ。

はぁ、しかし、なんて言う年なんでしょう。
次の台風も接近中なんですよ。うちの裏山、危ないかも って思ったら、早めに避難してくださいねぇ。
次の台風では被害が出ませんように、被災された方は一日も早く 落ち着かれますように、
お祈りしています。



今日の写真は、色づきはじめたカエデの葉
また、例の公園に行ったので 拾ってきました。庭園のカエデですから、園芸種ですね。
あちこち調べてみたのですが、コ ハウチワ カエデ(別名:板屋名月)かなぁ?
カエデの見分けは難しいです(諦)。
でも、均一に真っ赤になってしまう直前のこの一瞬だけ、一枚で「五色の紅葉」を堪能できるんですよ。
お得(?)でしょ。



ところで、
カエデを表す時、漢字では普通、木へんに風の「楓」を使いますが、
ちょっと植物に詳しくなると、この文字が マンサク科の植物である「フウ」をあらわす文字だと知ることになります。
混同を避けるため、植物に詳しい人たちはカエデやモミジの類には、
木へんに親戚の戚と書く「槭」の字を使うか、「カエデ」「モミジ」とカタカナで書き表します。

中国から日本に 言葉(文字)が伝わって来る途中で、間違っちゃったんでしょうね。
他にも、そんな事例はいくつかあります。説明文の中でそのことに触れている図鑑もあります。

カエデの語源は「蛙手」。蛙の手のような"掌状葉(しょうじょうよう)"からの連想です。
モミジは「もみつ葉」つまり 紅葉する葉という意味の古い言葉から 変化したもの。
植物分類上は、区別しないそうです。(つまり、カエデでもモミジでも好きに呼べってことかな・笑)

長い間 親しまれてきた言葉を 植物分類にも使ってしまうと、時々ややこしいことになっちゃうんですよね。
植物学的な話をしたい時にや、図鑑をひく時などは、頭の隅に置いておくと良いと思います。



ここ数日の冷え込みで、我が家から見える 並木の桜とケヤキも、枝の先の方から 色づき始めました。
華やかな実りの秋…なら、大歓迎なんですけどねぇ。
 


2004/10/26 tue
ソメイヨシノの葉

被災した皆さんには酷な、冷たい雨の一日になりました。風邪をひかないでくださいね。
避難してきた人全員に、暖かくして休める場所があればいいのですが…。
どうなんでしょう。
こんな時はテレビを見ていても気がもめるばかりです。
今日は初めて温かいご飯が届いたってニュースで言っていました。
米所なのに、切ないですねぇ。早く自宅で 新米を食べさせてあげたいです。



今日晴れれば、息子達は遠足に行かれたのですが、とうとう、中止になってしまいました。
せっかく用意したのに〜と悔しがってはいましたが、まぁ、仕方ないですね。
母はまた、無駄にお弁当を作ってしまいました。ちょっとむなしいです。



雨の中、並木の木々から紅葉した葉っぱが落ちるようになりました。
今週は東京でも、最低気温が10℃を下回る日がありそうなんですって。天気予報で言ってました。
いよいよ、本格的な紅葉シーズンの始まりです。

今日は、いつもの公園の近所に 用事が出来たので、ついでに、ちょこっと覗いてきました。
そしてしつこく、また葉っぱを拾ってきました。今度はソメイヨシノです

まだ、色づき始めですので、黄色い葉が多いです。赤いのがあったとしても、少し小ぶりです。
まだ緑色が残っている、そそっかしい(?)葉もあります。
これから、もっともっと大きな葉が 赤くなって落ちてくるんですよね。楽しみだな。



ハゼ、カエデ、サクラの他にも、エノキとムクを拾ったんですが、こちらはすぐに色あせてしまいました。
ハナミズキは色がよく残り、真っ赤な押し葉になりました。
そう言えば公園のユリノキは、木についているうちから茶色くなってしまって、
押し葉にしたいと思うようなきれいな葉が拾えません。
紅葉の仕組みは一緒のはずなのに、色づき方も、その色の残りかたも違うんですね。



これからたくさんの落ち葉が散って、いろんな葉っぱを見る機会があるかもしれませんが、
はっとするほどキレイだと思った一枚を、
写真に撮って 額に入れて飾ると 良いインテリアになりますよね。

ただの葉っぱなのに、アートっぽく見えてくるから不思議です。
真の芸術は、例えゴミの中に捨てられていても、拾い上げられるだけのパワーを放つものらしいので、
なにげなく拾われた落ち葉は、案外、すごい芸術作品なのかもしれないですねぇ。

今年は何枚くらい、出会えるかな?




2004/10/28 thu
ミズキの落ち葉

昨日は寒かったですねぇ。
晴れて、放射冷却で冷え込んだところに冷たい風が吹いて、とっても寒かったです。
時期は早いけれど、木枯らし?って思うほどでした。



そんな中、娘の学校の音楽会があって、出かけてきました。
近くのホールを借りて、一日がかりの 合唱コンクール♪みんな、上手でしたよ。

ご一緒してくださったお母さんのお話では、学年が進むともっと熱心になり、
優秀賞などを頂けると、感極まって泣いちゃう子が出るほど、熱くなるものらしいです。
行事に熱心に取り組むのって良いですよね。青春だなって感じがして(^^)。

娘は、みんなの練習を取り仕切るお役を仰せつかっていて、けっこう大変な思いをしたらしいんですが、
ちょっと不本意な結果で、帰って来てからとっても悔しがっていました。
結果より、頑張ったことこそ 勲章なんだけどな♪また来年、熱く取り組んでもらいたいものです。

音楽のクラブの皆さんの演奏、大学生さん達の混声合唱とも、とても素晴らしくて、
すっかりアカデミックな気分で帰って来ました。「芸術の秋」ですものね。




今日の写真は、ミズキの落ち葉。昨日の強い風に吹かれて、たくさん落ちていたので写真におさめてみました。
黄色いままのものもあれば、赤く染まるものもありますね。
ミズキの落ち葉はとても色があせやすいんですよ。現物より写真で保管するほうが適しています。
いろんな色合いがあってキレイでしょう?



今朝は、関東の平野部でも10℃を下回る冷え込み具合でした。
最低気温が8℃を下回るようになると紅葉が進むそうなんですが、もうすぐですね。
虫たちの声もかすかになってきました。こうして秋が深まって、冬がやってくるんですね。



息子の方は、今日、クラスのみんなと「ハロウインパーティー」をしました。
思い思いの仮装をして、射的やボーリングなどのゲームを楽しんだそうです。

そう言えばこの間の日曜日に、黒いゴミ袋をつなぎ合わせて、「衣装」を作っていましたっけ。
一緒に作ったお友達と3人、どれが誰だか解らないように 
全身を真っ黒な衣装(ゴミ袋)でおおっていました。
衣装を作っている間も楽しそうだったけれど、教室で本当に、どれが誰だか誰にも解らなかったらしく、
満足そうに帰って来ました。
クラスでハロウインパーティーだなんて、洒落てるんだ♪
でも「トリック・オア・トリート」のお菓子はもらえなかったのね、さすがに(^^;)。



日に日に赤くなっていく並木の桜に、今日は夕焼けの赤い陽が差して、一段と鮮やかでした。
明日は、古い友人が尋ねてきてくれる予定なんです。
きれいな紅葉を見せてあげたいんですが、お天気は下り坂だそうです。
空模様が気になってちょっと見てみたら、よく晴れた空に満月が 冴えた光を放っていました。
明日の雨の降り出しが少しでも遅くなりますように。
(…出来れば、しばらく降って欲しくないんですけどねぇ。今年は 空が意地悪だなぁ。)




2004/10/31 sun
ハロウイン

毎年言っているのだけれど、我が家では、今ひとつ盛り上がらないイベント、今日はハロウインですね。
私はハロウインの飾り付けとか、カボチャやお化けや魔女のキャラクターも好きなんだけどなぁ。
子どもらは自分の遊びで忙しくて、つきあってくれません。カボチャコロッケでも作ろうかしら。(笑)


金曜日は、友人が来てくれたのですが、日中 おだやかによく晴れましたので、助かりました。
でも、晴れ間が貴重なものだから、久しぶりのお客様だというのに、
布団やじゅうたんや洗濯物を干しまくって、窓の外がにぎやかなまま ご接待してしまいました。
落ち着かなくて、申し訳ないことでした(苦笑)。


昨日(土曜日)は、雨でした。
お父さんに車を出してもらって、久しぶりに家族4人で近所のショッピングセンターへ買い物に行きました。
雨の日は、一カ所で何でも揃う 巨大ショッピングセンターが便利ですね。
あれやこれや いっぱい買い込み、食事もしました。
夕方、スイミングスクールに出かける我が娘は、上も下も ぴかぴかの新品にお召し替えです。
子どもって、どんどん大きくなっちゃうんですよね。時々、親の意識がついていけなくって困ります(^^;)。



夜には弱い雨が降りましたので、今朝の冷え込みは さほどではありませんでしたが、
ときおり、思い出したように薄日が差す程度の、やはり、肌寒い一日です。
今日は、サイトの更新をしました。

「季節のごあいさつ」に「11月のごあいさつ」カードを飾りました。
気温が下がるとともに赤みを増していく、夕焼けとソメイヨシノの紅葉。
イメージを重ねて、一枚にまとめてみました。
赤みが強い 夕焼け空は、何となく切ない感じ。
遠くの人を偲んだり、しばらく連絡してないコトを思い出したり…。人恋しくなるってことかなぁ。


今年もあと二月。より良い一年のために 頑張ろう!p(^^)q




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