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2004/08/03 tue
ノウゼンカズラ


うわっ、もう3日ですよ。
早いなぁ〜。
意識がカレンダーに追いついていけません(^^;)。
8/1に「季節のごあいさつ」だけは更新したんですけど、日記まで手が回りませんでした。
やっぱり子ども達が 毎日 家にいると、
子ども達の都合に 振り回されちゃうんですよねぇ(苦笑)。
ま、おかーさん やってるんだから、仕方ないですけど(笑)。



週末、関東に近づいた台風は、
その後 西日本のほうへ向かって、紀伊半島、四国地方に 
大きな被害をもたらしてしまいましたね。
台風には慣れていらっしゃる地域…とは言っても、
(特に四国では)3ヶ月分の雨が一度に降ってしまった
と言うほどの豪雨だったそうです。
被害にあわれた地域の皆さんにはお見舞い申し上げます。
早く、いつもの暮らしに戻れると良いですね。



そんな中、
7/29から我が家のおこちゃま達は、スイミングスクールの短期講習会に通い始めました。
7/29〜8/2の夕方、水泳の特訓をしちゃう予定。
5日の間に3回も進級テストがあるんですよ。
ぐ〜んと級をあげるチャンスなんですが…いかせるのかな?


8/31は、町内会の夏まつりでした。
去年、私が 実行副委員長をやっちゃったのと、同じお祭りです。
この町内に 手作りのお祭りを喜ぶような年頃の子どもが減ってきたので、
今年は、ご近所の別の町内会とも協賛して、とっても にぎやかになりました。

準備される側の皆さんのご苦労は、大きかったでしょうけれど、
しかも、準備に追われていただろう午前中に ものすごい土砂降りがあって、
開催が危ぶまれてハラハラされたでしょうけれど、

特大の打ち水を打った後の会場は、程良く涼しくて 土埃もたたず、快適だったようです。
子ども会の子ども達も おみこしかつぎに、盆踊りに、模擬店のお店番にと
…色々活躍してもらうことになっていました。
うちの子達は、その真っ最中に スイミングに行かねばならず、
あんまり参加出来ませんでしたが、
それでも とっても楽しめたようでした。


8/2は、スイミングスクールの短期講習会の最終日。
私も、久しぶりに 進級テストを受けている姿を 見に行ってきました。
息子は 級 ふたつ、娘も 級 ひとつ あがりました。
習い始めて一年、
泳ぐフォームが(素人の目で見ても)ずいぶん キレイになりました。
目に見えて成果が上がるのって、嬉しいですね。
みんなでアイスを食べてお祝いしました。


そのほかに、この週末の話題は サッカーのテレビ観戦!
30日のオリンピック代表も、31日のアジア杯も、すごい試合でした。
1日は 世界一スター揃いのクラブチームの試合。
サッカーファンの息子は連日 テレビを見なくっちゃいけなくて、大忙しでした。

娘のほうは、部活動だの、スイミングだのと、
細切れの自由時間しか取れない今こそ、宿題を片づけておこうと、
毎日プリントと にらめっこしています。
"お友達と図書館で勉強♪"ってうのも、楽しい頃ですよね(^^)。がんばれ中学生♪



今日の写真は ノウゼンカズラ
真夏にオレンジの花を咲かせる ツル性植物です。

ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属、中国原産で、落葉ツル性。別名 凌霄花。
この、見慣れない「霄」と言う字は、「空」と言う意味で、
天空を凌ぐほど高く登ることからつけられた名だそうです。

ノウゼンカズラの登り方は、巻き付くのではなく、
「付着根」を出して 他のものに吸い付きながら登っていくタイプ。
(これ、引きはがすの大変なんだ。)
すごい勢いで茂るので、ヤワな木では枯れてしまいます。
何てったって、天まで登っちゃう花…凌霄花ですから(^^)。
お庭に植える時には注意が必要ですが、
ツルの先にゆれるオレンジ色の花は、南国ムード満点で 素敵ですよね。

いつもお散歩している公園では、あずまやの柱に、この木を登らせています。
図鑑には花が咲くのは7〜8月と書いてありますが、年々早くなっています。
今年はもう6月には咲き始めました。
これも、地球温暖化の影響ですか?

この花の蜜が目にはいると、目がつぶれると言われたこともあったそうですが、
それは誤解だそうです。
花は有毒ながら、婦人科疾患や じんましん、湿疹にも効果がある 薬用植物でもあるそうです。
どこを使うのかな?


さて、今日 図鑑を見ていて発見したのは、
あの、桐も ノウゼンカズラ科の植物だったと言うこと。
桐ですよ、あの桐。タンスや下駄にする、柔らかくて軽い 材木が取れるあの桐。
ずどーんと ぶっとい 幹の あの桐と、このノウゼンカズラ…。
科は同じで、属違いの 近い種類だったなんて…なんだかとっても意外でした。へぇ〜。



今日の関東地方は 雲の多いお天気。
夜には雨になるそうです。豪雨の被害を受けた地方はどうなのかな?
早く落ち着かれますように…。




2004/08/20 fri
キツネノマゴとゲンノショウコ(白花、赤花)


ごぶさたしております。
毎日、子ども達を遊ばせるのに忙しくて、←言い訳がましいなぁ…(^^;)
なかなかパソの前に座れませんが、
家族皆 元気で、楽しくも充実した夏休みを送っています。

たったの3日間だったけど キャンプにも行ってきましたし、    ←去年と同じ場所でした。
実家に帰って 親の顔も見てきました。     ←電車で2時間くらいの距離なんですけど…
アテネオリンピックは 応援しなくちゃいけないし、
娘が部活だ☆息子がプールだ☆と ちっとも落ち着かないけど…、
暑さに負けずに がんばってます。



予定を詰め込みすぎて、目が回るように忙しかった盆休みも終わり、
子ども達が出かけた隙をついて、一足先に、写真だけは取り替えて置いたのですが、
日記のほうは 間に合いませんでした。

気がついてみると、朝夕は気温も下がって、虫の声も変わり、
今年の酷暑も 一山超えたかな?って感じです。
(それでも8/20の最高気温予想は35℃。)

前回8/3に 日記を書いてから、
娘の部活動の 大切な行事と、
去年 キャンプ場で知り合った息子の友達との再会、私の実家への里帰り…など、
色々な出来事がありました。
一つ一つについては 追々記録していくとして…。



今日の写真、一枚目は「キツネノマゴ」
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、道端の普通にみられる一年草。
花は8mmほどと小さく、
しかもこんな立派な穂を立てる割には 
一度に一つか二つくらいずつしか 咲かないものだから、
かなり 地味な花です。

でも、興味をそそるような名前が付いていますよね。
キツネと名の付く草は 他にもたくさんありますけど、なにが「まご」なんだろう…。
手元の図鑑には出ていなかったので、ネットで検索してみました。

花が仔ぎつねの顔に似ているから…、
穂を孫ぎつねのしっぽに見立てて…、諸説あるそうです。

しかも、
調べてみてわかったのですが、
薬草として 利用されてきた草なのだそうです。

長崎のほうでは「メグスリバナ」と呼ばれるそうですし、
お隣の中国では、清の時代、乾燥させたものを煎じて 目を洗うのに使ったそうです。
その他にも、お風呂に入れて腰痛に、煎じて飲んで風邪薬に 使えるのだそうです。


やっと生活が落ち着いて再開した 早朝さんぽの際に見つけました。
近所の公園ではこの花は、夏の盛りが過ぎたことを知らせる花なんですよね。
以前、買ったばかりのデジカメの接写の練習用に この花の写真をいっぱい撮っていたのですが、
そんなこととはつゆ知らず、お見それしましたと 謝りたい気がしちゃいますね(^^;)。



さて、あとの二枚は「ゲンノショウコ」です。
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
こちらは、霊験あらたか〜じゃなくて、薬効あらたか、現に証拠が現れちゃうほど
良く効く有名な薬草です。整腸・強壮に効果があるんですって。おなかの味方ですね。

二枚の写真は、いずれも「ゲンノショウコ」です。
関東近郊に多い「白花」西日本に多い「赤花」
見た目 こんなに違うのに、おなじ花だなんて びっくりですよね。

白い花のほうは、近所の公園で撮りました。白い花びらと、
おしべの先、ヤク(葯)部分の紫色の取り合わせが 清楚だなと思って撮ったのが この一枚。
赤い花のほうは、里帰りした実家の庭で 母が育てているのを見つけて 撮りました。
山野草が好きな人に わけてもらった花なんですって。かわいい赤い色ですよね。

あとは淡いピンク(淡紅色)の花色があるそうです。こうなると、それも見てみたいなぁ…。
花の時期は、手元の図鑑によると、7〜10月と長いので、気長に探してみようと思います。



明日は…っていうか、もう、今日だわ(汗)…スタジアムまでサッカー観戦に行ってきます。
オリンピックの男子サッカーは 残念な結果に終わっちゃっいましたが、
ことによると、息子の大好きな選手の活躍を 生で見られるかもしれません。
張り切って 行ってきますね(^^)。



2004/08/22 sun
ワレモコウ


行って参りました〜!スタジアム!!
すっごく くたびれたけど、楽しいサッカー観戦でした。
ごひいきチームが勝って、子ども達も大満足♪
足取り軽く帰ってきました。
来週も もう一試合見に行っちゃう予定です。今度も勝ってほしいなぁ。



明けて今日は 息子の誕生日☆いよいよ10才ですよ〜。大きくなったものです。

息子を産んだ年も暑かったっけなぁ。
思えばあの年あたりからじゃないですかね、
35℃を軽く超えるような猛暑の日が珍しくなくなったのは。
それまでは考えられなかった気温ですもの。

すごい猛暑だったあの年も、息子を産んだこの日を境に ときおり雨が降るようになって、
朝夕の気温が下がり、心なしか 虫の声も変わったような気がして、
どんなに暑い夏でも 終わる時には終わるもんだなぁなんて、へんに感心したものです。



お産は楽だったし、育てるのにも 手がかからなかった わが息子。
今でも やっぱり、世話焼かすよりは 人の世話焼く方が多い 良い子です♪
(甘えん坊のくせに、変なところで 
姉さんの世話まで焼くものだから、うるさがられておりますが…。(^^A)苦笑)

気分がいいと、しょうもない 小学生ギャグを連発して 笑わせてくれます。
お茶らけている我が子を見ると、お父さんは自分に似ているな〜と思うそうです。

たいていの男の子が 人が違ったように 気むずかしくなっちゃう 思春期まであと少し。
出来るだけ長い間、可愛くて楽しい 今のままの 男の子でいてくださいね。

お誕生日おめでとう! 生まれてきてくれてありがとう(^v^)v!



今日の一枚はワレモコウです。
山野の日当たりの良い草地に生える、こう見えても あの華麗なるバラ科の一員。
ワレモコウ属の多年草。

高原に、一足早い秋の訪れを告げる素朴な花。
赤く咲く花は数あるが、われ(吾)も また(亦) あか(紅)しと
控えめに自己主張しつつ 風にゆれる風情を
歌人らに愛された ワレモコウ(吾亦紅)。

実は有用な薬草という別の顔もあるんです。
根っこを乾燥させたものは「地楡(ちゆ)」と呼ばれ、漢方では止血剤として用いるそうです。

図鑑の和名は「吾木香」。
こちらは「わが国(日本)の木香」の意で、
根が インド原産のキク科の香りの良い植物、木香(モッコウ)に似ているから。
ただし、ワレモコウは スイカに似た匂いはするのですが、モッコウのような芳香はないそうです。
モッコウの用途は健胃剤、防虫剤など。使い道も違いますね。


深い紅い色(暗赤紫色)の小さな花が集まったように見える ワレモコウの花穂ですが、
実は、花びらに見えるのはガク(萼)で、花びらの無い花なのだそうです。
そして、ガク(萼)が4枚に分かれているというのも、5枚が普通のバラ科にしては 珍しいそうです。
仲間内では かなりの変わり種。ユニークな存在なんですね。

来月はお月見。
穂を出したススキとワレモコウ、オミナエシ等を飾って、月見団子を食べたいな。
今年は晴れるかな?




2004/08/24 tue
戸隠の里のこと


今年も戸隠へキャンプに行って参りました。
去年、息子がキャンプ場でお友達に出会えたのがうれしくて、
他の選択肢が思いつかなかったんです。
毎年の恒例になりそうなので、少しばかり、戸隠の里について勉強してみました。



戸隠は長野県の北部、
おそばの名所であると共に「天の岩戸」が落ちたところと言う伝説の残る土地のひとつです。
ちょっとウェブ検索してみましたら、
「天の岩戸」が落ちたところというのは、九州や沖縄など全国各地に
あるんですけど、信州・戸隠もそういう伝説が残る土地なんです。



弟・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴な振る舞いを嘆いた
天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れてしまって、
世の中が真っ暗になり、悪いことが続いた時、
困った神様達が、岩戸の前でにぎやかに宴会しているふりをして すきをつき、
天照大神(あまてらすおおみかみ)を連れ出すことに成功するという
日本書紀の中のお話…。

「天の岩戸」伝説って、女の人が怒ってすねたりすると良く 引き合いに出される話ですよね。
そもそもの原因の 弟の乱暴な行為に対するフォローはあったのかな?
原因になった 素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、そのまま、高天原を出て行っちゃって、
後日 姉さんに謝ったって言う話は聞かないし…。

天照大神(あまてらすおおみかみ)は 太陽をつかさどる神様だから、
いつもニコニコ 輝いていてもらわなきゃ困るって言うのはわかるんだけど、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の振る舞いは本当に目に余るものだったから、
いかに神様とは言え、天照大神(あまてらすおおみかみ)だって、
岩戸にこもりたいほど悲しかったろうに、
周囲の神様達の計略にまんまとのせられて、引きずり出されちゃって…。

計略を成功させた神様達の話はこうして有名なまま 手柄話として 今に伝わっていますけど、
天照大神(あまてらすおおみかみ)は どんなお気持ちだったのかしら。
あまり聞きませんよねぇ。
かわいそうだなぁ、嫌だったろうになぁと思うのですけどねぇ…。



まあ、なにはともあれ…天照大神(あまてらすおおみかみ)が こもってしまわれた岩戸を開き、
二度と再び こもってしまわれることの無いように投げ捨てた、
その岩戸の落ちた先が 戸隠山で、その山の中腹に 
投げた張本人・天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)をおまつりしたのが、
そもそもの始まりということです。

天の岩戸開きの神事に関わりのあった神様をおまつりしているのは、戸隠神社。
奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社で構成され、
二千年もの歴史をきざむ立派な神社なんですって。HPに書いてありました。(^^)

すごい力で岩戸を開いた 
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が奥社(おくしゃ)に、

素晴らしい作戦を思いつかれた 
天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)が中社(ちゅうしゃ)に、
そして、
岩戸の前でおもしろおかしく踊った 
天鈿女命(あめのうずめのみこと)が火之御子社(ひのみこしゃ)に

おまつりされているのだそうです。



でもね、なかなかお参りにも行かれないんですよ。
子ども達にとって、なんの魅力もないですからね、古いお社なんて…(泣)
この里には、戸隠れ流の忍者の里という一面もあるのだそうで、
忍者をテーマにした遊び場が2つもあるんです。
ひらたく言っちゃえば、アスレチックと からくり屋敷なんですけどね。
とにかく、子どもらにはそちらの方が 断然魅力的なわけで、
でも、子どもらだけで勝手に遊ばせておくわけにはいかなくて、
結局、去年も今年も、忍者☆忍者★。子どもの付き添いで終わりました。

まあ、子ども達が楽しそうだったから いいんですけどね。
いつかそのうち、由緒正しい大例祭など拝見しに参りたいものです。
新そばの季節には、おそば食べ放題イベントなんていうのもあるそうですから、
いずれゆっくり観光させて頂きたいなあ。
叶うかしら。




2004/08/25 wed
キャンプ場で撮った写真


「8月の写真」のページにいち早く飾ってしまった キャンプ場の写真の説明もしておきますね。

●ミゾソバ
タデ科タデ属、山野の水辺に普通に群生する一年草。
溝に生える 食用の「ソバ」ににた葉っぱの草…という意味。
葉の形から「ウシノヒタイ(牛の額)」と呼ぶ地域もある。
茎に下向きの細かいとげが生えている。[手元の図鑑より]



去年も書いたように キャンプ場には あちらこちらに溝が走っていて、
湿った場所を好む草花がたくさん見られます。
花はもう終わっていますが、ミズバショウの大きな葉っぱも たくさん見かけました。
いっぱい草が生えているところは たいてい溝なんです(踏み込むと足が濡れちゃいます。)が、
そんな草むらで ひときわ可憐に咲いていたのが このミゾソバの花。
5mmくらいの小さな花が集まって 金平糖みたいですよね。
花びらのように見えるのは、がくへん(萼片)だそうです。

近い種類に ユニークな名前を持つ草があります。
一つは「ママコノシリヌグイ」。
血のつながらない子(継子)のお尻を拭いちゃおうという こわ〜い名前が付いてます。
ミゾソバよりも とげがゴツくて、葉の裏まで トゲトゲしているという草ですよ。
我が子以外の子育てまで押しつけられた嫁の怨念が感じられる名前ですねぇ。こわいこわい。
草の姿はそっくりですが、葉っぱが 牛の額と言うよりは、もっととんがった三角形です。

もう一種類は、ずっとのどかに 「アキノウナギツカミ」。
とげいっぱいの この草でなら、あのぬるぬるしたウナギも 楽につかめるよって言う意味ですかね。
こちらは もっとずっとほっそりした葉っぱです。

近い種類なので、花の形はそっくりです。
でも…「まぁかわいい♪」って思って眺めた花に、怖い名前が付いていたら…嫌ですよね。



●ヤマハハコ
キク科ヤマハハコ属、中部地方以北の山地、高原などに生える多年草。
日のよく当たる乾き気味のれき地などに 大きなかたまりを作っている姿をよく見かける。[手元の図鑑より]



濃いめの緑色の葉、白い花。
まだ咲ききっていないのはわかっていたのですが、帰ってきてウェブ検索をかけてみてがっかり。
開いた花も とってもきれいなんですね。もう数日遅かったら…咲いていてくれたのかな?
帰る日だったので、他の株を探す暇もありませんでした。また来年…来られたら、探してみますね。




●ツリフネソウ
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、高さ50〜80cmになる一年草。
距(きょ:花の後ろの出っ張った部分)がいちじるしく後ろに突き出て渦巻き状になる。



朝露に濡れて、一段と鮮やかさを増したツリフネソウの花。
花の形が帆掛け船に似ているからその名があると言う説もあるようですが、手元の図鑑には、
吊して使う花生けの中で舟の形をしたものに 釣舟と言うのがあるそうで、
それに見立てての名前だと書いてあります。
茎の先にゆれる 3〜4cmの赤紫の花が なんとも涼しげですよね。
この科には 花壇で良く見るホウセンカも含まれているそうで、
このツリフネソウも、実ると少しの刺激ではじけて 種を遠くに飛ばすのだそうです。



●タニタデ
タデの仲間にそっくりなんですが、アカバナ科ミズタマソウ属のこの花。他の草をウェブ検索中に 
その名がわかりました。検索♪様々です(^^)。
かぎのある毛が密生した実に 朝露が付いて とってもきれいだったので、
一生懸命かがんで 写真に撮ってきました。

この写真ではよく見えないかもしれませんが、
花びら、ガク、おしべとも2個ずつという 珍しい形をしているのだそうです。
事前にわかっていれば それに気をつけて構図を決めたのになぁ…。
また来年挑戦しなきゃならないじゃない…(^^)。




●オトコエシ
オミナエシ科オミナエシ属、山野にごく普通に生える1mくらいの多年草。
オミナエシ(女郎花)に対して、剛強な感じがあるのでオトコエシ(男郎花)の名がある。
この花を花瓶に生けておくと、醤油の腐ったような匂いが水に残ることから、漢名は敗醤。



去年、このキャンプ場でキレイだなと思って 写真に撮ってきた この花。
家に帰って図鑑を調べてから、オミナエシの白い花 オトコエシだとわかって驚いたんですよ。
で、今年は確かめる意味も含めて、もう一度写真に撮ってきました。
比較対照のために、オミナエシの写真も撮ってきました。

う〜ん、なるほど〜。そっくりだ。オトコエシの方がゴツい感じだわ。へぇ〜。




●オミナエシ
オミナエシ科オミナエシ属

オミナエシと言えば秋の七草の一つとして有名ですよね。

ここで山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ 秋の七草をおさらいしておきましょう。

秋の七草
 萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花
(はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおのはな)

地味な薬草が並んだ 春の七草とは違って、きれいな花ばかりが並びますね。
朝顔の花は、小学生の夏休みの宿題でおなじみのあの花の他に、
ムクゲのことではないかとか、キキョウに違いないとか、諸説があるそうです。
尾花は しっぽみたいな花、ススキの事です。
ナデシコは「瞿麦」と詠んだんですね。「撫子」の方がなじみが深かったのですが…。

オミナエシ…結構良く見るのですが、なかなか、"秋の風情"たっぷりの構図になってくれません。
懲りずにねらってみますね。



●シシウド
セリ科シシウド属、山の斜面や、やや湿った日当たりの良いところに生える大形の多年草。
ウドに似ているが、苦くて固くて食べられない。
シシはイノシシのことで、イノシシが食べるのに丁度いいんじゃないかと言うことで付いた名。



手前の赤っぽいのが 咲き終わった花で、奥の白いのがつぼみです。
しかも、シシウドだと思うのですが…違うかもしれません。←おいおい
ちゃんと花が開いたところも撮ってきたんですよ。
でも、一面 朝露が付いてしまって、花の様子が良く解らないんです。
しかも葉っぱの写真を撮って来忘れちゃったし…。←もお、話になんない。
大きな茎の上に 花火みたいな形に 白い花を咲かせる草って…いっぱいあるんです。



●ミズナラと白樺
最後の日、テントをたたんだ後、自分が眠ったあたりに立って 空を写してみました。
こんなに良い景色の下で寝てたんだなぁ…。テントの天井が 透明だったら良かったのにと言ったら、
旦那様が、海外にだったら あるよと言ってました。
星空見ながら眠って、目覚めて一番最初に見るのが 青空と木の梢だったら…かなり幸せかも♪




2004/08/25 thu
フヨウ(芙蓉)の花


ありがたいことに、涼しい日が続いています。
気温も、最高気温が30℃いかないどころか、月曜日には20℃そこそこで、逆に肌寒かったりしました。
連日続いていた熱帯夜もお盆過ぎには少なくなり、
夜はクーラーをつけなくても安眠出来るようになりました。



息子は、お誕生祝いにプレゼントされた新しいゲームの攻略に余念がありません。
娘は23日で、夏休みの部活動の予定をすべてこなしました。
宿題も、あと ほんの少し。
早朝さんぽにも、毎朝ちゃんと出かけています。



公園の木々には、そろそろ秋の気配が感じられるようになりました。
ハナミズキは、実が赤くなり、葉が茶色みがかってきました。
エノキの実は枝先で橙色に、ミズキの実は紫に、それぞれ色づき始めました。
クヌギ、コナラ、シラカシ、アラカシ、枝先に小さなドングリが目立つようになりました。
今年は豊作みたいです。
コブシの実に赤みがさして、枝先がとっても華やかです。
気の早い実がサヤのまま、一つ二つ落ちていました。
早く食べたい鳥さんが、うっかりもいでしまったのかもしれません。

道端の草むらも、8月の初めには青々していたエノコログサの穂が茶色になり始め、
もっと穂の長いアキノエノコログサが目立ってきました。
気の早いノブドウの株では、もう、実が色づき始めています。
ヘクソカズラも丸い実をつけ始めました。
ヨウシュヤマゴボウは今、花と青い実と良く実った赤黒い実をつけています。

子どもの頃は、こういった些細な変化をとらえきれなくて、
いつの間にか 季節が変わってしまうことが、とても不思議でした。
良く見て観察していけば、季節が移り変わっていく様子がわかるようになるものなんですね。


あききぬと めにはさやかに みえねども かぜのおとにぞ おどろかれぬる(藤原敏行朝臣)
そんな今日この頃です。



連日のキャンプ報告も 今日でおしまい。
最後は、水生昆虫と流星群という とびきりのおまけの話。

キャンプ二日目、この日は息子のキャンプ友達が合流してくれて、朝早くから夜更けまで 
よ〜く 遊んだ一日だったのですが、

朝一番、二人はテントサイトすぐ横の沼で遊びました。
前日、息子が観察ケースいっぱいに オタマジャクシをすくい上げたので、
生き物好きなその友達を誘ったんです。
最初はオタマジャクシをねらっていた二人。
でも良く見ると、沼の水底を 虫たちが泳いでいくではないですか!

水生昆虫です!

我が家の近くではなかなか見られないんですよ。
ミズスマシやミズカマキリ、マツモムシ、大きなヤゴを見かけました。
大騒ぎしだした母につられて、息子達も いっぱい捕まえてくれました。
写真にも撮りましたよ〜。
今まで、図鑑と水族館でしか見たことがなかったから感激でした。

そのうち、専用のページを作りますね。(虫を見たくない人もいますものね(^^;))

時季を選べば、蛍も見られるそうです。
キャンプ場で見られる一番ありふれた昆虫が オニヤンマとカラアゲハですし♪
まだまだ、すごい虫たちに会えそうなんですよ。



星は…キレイだろうなとは思っていました。
でも去年は、夜になると 雲がかかって雨が降ってしまって…全然見られませんでした。
今年は違いました。

沼の後は川遊び、忍者風味のフィールドアスレチックに、温泉にと、めいいっぱい遊んで、
美味しい晩ご飯も、お約束の花火も、たき火を囲んでマシュマロ焼きも楽しんだ後、
満ち足りた気分で夜空を見上げると、満天の星★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ちょうど息子も、授業で「夏の大三角」について聞いたばかりで、夏休みの宿題にも
「夏の大三角を探す」と言うのがあったくらいです。
もお、おあつらえむきに よく見えて、
暗闇に目が慣れてくると、天の川まで 薄ぼんやりと見ることが出来ました。
息子は持参した(簡易)星座板を使い、自力で「夏の大三角」を見つけだして大喜び♪ 
宿題☆一つ完成〜♪



でもその後、子ども達が寝静まった深夜になってから、
とっても大きな流れ星が 次々に流れるようになりました。

毎年、お盆の頃に見られる「ペルセウス流星群」。

今年は、12日の深夜から13日の未明にかけてがピークだったそうです。
私たちが眠ってしまった後、
明け方4時頃、とっても大きくてきれいな流星が見られたようなんですけれど、
それでも、十分キレイでした。
旦那さんと二人で、首が痛くなるまで 夜空を見上げていました。


今年は都合で2泊3日の 今までになく 短いキャンプでしたが、内容はものすごく濃かったです。
それでもまだ遊び足りなくて…。2度行ってもやり残したことばかりなんですよね。
やっぱり…来年も、このキャンプ場に来るようかな(^v^)



今日の写真は 近所の庭先のフヨウ(芙蓉)の花です。
アオイ科フヨウ属の落葉低木。
わたしの住んでいるあたりでは庭木の代表格ですが、
暖かい地域では海沿いに自生しているのだそうですね。
ウェブ検索していたら、"冬の花"と紹介してあるサイトがあってびっくり…!
西表島の方でした。
ところ変われば何とやらですね♪




2004/08/31 tue
エノコログサ


大型で強力な台風16号が九州からずっと日本列島に沿って北上して、
大きな被害も出た週末でしたが、
いかがお過ごしだったでしょうか?



我が家ときたら、日曜日はのんきにサッカー観戦などしておりました。
一日中雨の降る中、物好きの極みとでも申しましょうか…馬鹿な行為と申しましょうか…(苦笑)。
でも、勝っちゃったんですよ、ごひいきチームが!
見に行った試合、今のところ全部 勝ちです♪ もう、うれしくって (^^)v



月曜日は雨があがったばかりの草むらで、エノコログサの写真を撮りました。
エノコロ…は、犬のしっぽのことだそうですね。
ネコジャラシ…って呼び名もありますよね。
英語では、Foxtail grass :キツネのしっぽ草 って言うそうです。



そうそう、夜は上空の風が強くなって、雲の流れが早くなり、満月が黒い雲のすきまから、
見え隠れしてました。なんだか、『風雲急を告げる』っていう感じで、かっこよかったです。

火曜日、台風が通り過ぎた午後からは、ものすごい暑さがぶり返しました。
まだ夏が終わってなかったことを思い出させるような暑さです。
夜になって、晴れた夜空に月がよく見えます。



盛りだくさんで、あわただしくて、くたびれて、暑くって、楽しかった(*^^*)夏休みが、
とうとう終わりました。
子ども達は たくさん遊びもしたけれど、たくさんの新しいことができるようになりました。
水泳の級があがったり、パソコンのキーボード打つのが速くなったり…。
お手伝いもいっぱいしてくれました。朝ご飯作ったり、掃除したり…。
お盆休みには、いとこたちと協力しあって、私の実家で料理を作ったりしました。
サッカー観戦などの新しい体験もできたし、成長も感じられて、
本当に充実したよい夏休みでした。
二学期も〜期待しちゃって良いかしら(^^)?



くたびれちゃって、今日は少々寝坊しましたが、おさんぽには行ってきましたよ。
家の近所に『スズメバチに注意!』っていう札がかけられていたのにはびっくりしましたが、
公園には、台風の風に引きちぎられた小枝や葉っぱがいっぱい落ちていました。
12種類くらい拾ってきて、写真に撮りました。
そのうちの一つミズキの実で「9月のごあいさつ」カードを作りました。

なかなか 大きな更新はできませんが、
そのうち余裕ができたら、今回の拾いものも
更新に役立てたいと思っています。

残暑が厳しいそうです。引き続きご自愛下さいませ。




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