古い日記帳

< 2004年5月の日記へ戻る
  2004年7月の日記へ進む >

2004/06/02 wed
カラーのつぼみ


連日、1時間を超える 長電話をしまくっています。
ただおしゃべりしている訳じゃなくて、例の"地域活動"の為の意見交換なんです。

あーあ、ただのんきな話しているだけなら良いのにな…(くすん)。

夜、みんなを集めて会合を開いたりもするのですが、
忙しくて、なかなか日にちがあわないし、
家庭婦人を そう何度も集めるわけにもいかないし、
短時間では、意見交換をしたり、考えを伝えるのは難しいし…。

しかたなく、個人面談ならぬ、個別電話。←こんな日本語ありません

電話って便利だけれど、一度に一人ずつにしか伝えられないから、
今月の電話代…ちょっと心配。
みんなのネット環境が整って、チャットで打合せが出来ればいいのにな。
主婦の"地域活動"の IT化推進を願う 今日この頃です。



昨日は午前中、かなり強い雨が降りました。濡れると可愛そうなので、
子ども達には大きな傘を持たせました。
いつの間にか、学童用の黄色い傘より、
大人と同じ大きさの傘の方が、似合う体格になっていました。
おっきくなったんだな。感心しちゃいました。



今日は、うってかわってよく晴れました。
鉢植えのカラーの葉の間から、つぼみが姿を見せました。

うちのカラーは最初、白く咲き始め、
次第に、花びらの先をほんのりピンクに染めていく 種類なんですよ。
日に当ててしまうと、葉と同じ緑色になってしまうので、
今日から日陰で育てます。
きれいに開いたら、6月のごあいさつのカードの写真ようになります。
楽しみだな。




2004/06/07 mon
ツユクサ


関東地方も、昨日梅雨入りしたそうですね。昨日から今朝方にかけて、結構強い雨が降りました。
気温はあまり下がらず、蒸し暑さばかりが募ります。



先週は、後半もなかなか盛りだくさんでした。

金曜日、娘がお世話になる お茶の先生にごあいさつしてきました。
部室も、部活動の様子も、初めて見学してきました。立派なお茶室でした。美しい先生でした。
やさしそうな部員さんでした。(あ、男の子もいるんですよ。)
う〜ん、我が娘よ、あんたは幸せもんだよ!

お茶は、あらゆる日本文化につながっている 総合芸術…だと思うんですよね、私。
詩歌、書画、陶磁器・漆器などの伝統工芸、文学やお芝居などの芸能…といった人の技から、
四季の花々、月の満ち欠け、季節の移り変わりの様などのような、自然の風物まで、
日本に関わる事を、知れば知るほど、楽しみも広がるし、理解も深まります。

幾つもの扉がついた 大広間…みたいな文化だと思うのですよ。
だから娘も、お茶のお作法を習う傍ら、
ほかの文化にも触れて、興味を持ってくれたらいいなと思います。

日本には、こういう文化があるんだと、気づいてくれたらいいな…と、
なかなか、いい国に 生まれたんだな なんて気に入ってくれたらいいな と思いながら帰ってきました。
そういう水先案内人としては、願ってもないような、とっても素敵な先生でした。
ふつつかな娘に、無作法者の母ですが、今後ともどうかよろしくお願いします<(_ _)>ペコリ。

それにしても、お茶室に座ってお抹茶を頂くのって、緊張します。はぁ…くたびれました。←だめじゃん(笑)
娘の在籍中に、母も少しは 勉強せねば…(^^;)。



今日の写真は、ツユクサです。
ツユクサ科ツユクサ属の一年草。二つ折りで船の形の 苞(ほう:ガクのようなもの)に包まれた 
花序(花の房)を出すので、その苞(ほう)の形から、別名ボウシバナとも呼ばれるそうです。
私の知る範囲では、3月に飾るおひな様、その一番下の段の 家来に帽子に似ています。

花は、苞(ほう)から 一つずつ外に出て開いて、半日でしぼんでしまいます。
花、一つ一つの寿命は短いのですが、今頃から咲き出して、夏中ずっと咲いています。

花の形をいろいろな物に見立て、すずむしぐさ、とんぼぐさ、ほたるぐさ…ともよばれるそうです。
色は日本人の好きな ジャパン・ブルー。
立ち姿は儚げで、朝露にしっとりと濡れた姿も風情があって、身近で、長く愛されてきた野草ですね。

この花の汁は、布につきやすく、また、水に溶けやすい為、
ツユクサの変種で花の大きいオオボウシバナは、
友禅染の下絵描きに使われるそうです。

見慣れた花ですが、改めて図鑑をみると、思いがけない事が書いてあって楽しいです。



蒸し暑くて、過ごしにくいけれど、夏のイベントの準備もあるし、がんばらなくっちゃ♪




2004/06/09 wed
クリのめばなとカラーの花


昨日は、122年ぶりに起きた『金星の太陽面通過』の日。関東地方はあいにくの曇り空でした。
まぁ、晴れてても、肉眼じゃ見えないし、
曇ってても ネットで中継してたので、PCの画面でなら 見られたんですが…。
それにしても、地球から見て、太陽と金星が重なるなんて…すごい日だわ。
金星が守護星な私にも、何か良いこと有るかしら♪



梅雨入りして、街でも公園でも今、アジサイがとってもきれいです。
タイサンボクも その 大きな花を開いています。
ナツツバキ、ヒメシャラも咲き始めました。木の高いところから咲き始めるので、
直接見ることは出来ないけれど、こぼれてきた花でそれがわかります。
でも、アジサイもタイサンボクも、もう写真を発表しちゃったし、
何か今まで撮ったことのない被写体はないかなと思っていたら、



昨日の朝日の夕刊のコラム「花おりおり」に栗の花が紹介されていました。

栗の花…確かに今盛りです。
独特の、青臭いような、生臭いような 匂いが風に乗って漂ってきます。
我が家の近所は、住宅地を少し離れると、栗の畑がたくさんありますので なじみ深いし、
梅雨の頃、うす黄色の穂のような花をいっぱいつけるのは 知っていたのですが、
それはみんな雄花で、やがては散ってしまいます。

そうなると、あの、トゲトゲのイガの栗の実になる めばなは、
もとはどんな形なんだろうと…
いつからイガイガになるんだろう…などと、かねがね
疑問に思っていたのですが、そのめばなについて書いてありました。
でも、せっかくなのに、肝心の写真が 小さくてよくわからないんです。

手元の図鑑に出てはいますが、やっぱり 実物を見てみたいじゃないですか。
そんなわけで、ちょっと足をのばし、栗の木がある公園まで行って、写真を撮って来ました。

いかがでしょうか。見えますか?
穂の形になって咲く おばなの付けね、左の方を向いて咲いているのが めばなです。
ツボの形のイガの中に、写真ではよく見えませんが、3つずつ並んで咲いています。
(栗の実って、イガの中に3つずつ実りますものねぇ。感心)

この花は おばなもめばなも両方開いていますが、
順番としては、同じ穂にある場合はめばなが先に開くんだそうです。
(これは手元の図鑑に書いてありました。)
おばなには花粉も蜜もあって、たくさんの昆虫たちを呼び寄せます。
この昆虫たちに受粉の手伝いをしてもらうので、栗の木は、虫媒花なんですね。

めばなのまわりをおおうのは、総苞という ガクのような 葉の固まりのようなもの なんだそうです。
総苞にトゲがいっぱいあって、やがてそれがイガになるんだとか。
このめばなのイガはまだ、トゲトゲにはなっていません。
おばなは、用が済めば落ちてしまいますが、めばなは これから夏中かけて、美味しい栗の実になります。

イガイガの育ち具合を見に、また来られると良いな…と思いながら帰ってきました。



鉢植えのカラーも すっかり花らしくなりました。
が、花のように見える部分は実は花でないということなので、本当の"花"のアップをねらおうと、
こんな風に撮ってみました。

「カラー」は南アフリカを原産とするサトイモ科の球根草。
別名、海芋(かいう)、ナイルの百合、calla lily(カラー・リリー:イギリス)、
オランダ海芋などと呼ばれるそうです。
花のように見えるのは仏炎苞(葉っぱの一種)で、中に肉穂状の花序があります。
うちのカラーは たまに、実が付きそうになるんだけど、途中で腐っちゃいます。

白かった部分が すっかり緑色になると、観賞用としては おしまい。
夏いっぱい たっぷり日に当てて、元気な球根を育てたら、
秋に枯れる葉を 切り取って、春までお休みしてもらいます。

春、カラカラに乾いていた鉢にお水を揚げると、また、芽を出してくれます。
3〜4年に一度、植え替えれば済んじゃう 手間いらず。
我が家のカラーちゃん、本当に丈夫で、手がかからなくて、きれいなお花で、助かります(^^)♪。




2004/06/10 thu
トケイソウ


今日6月10日は、「入梅」であるとともに、「時の記念日」でもあるので 
トケイソウの写真を飾ってみました。



トケイソウ:ブラジル生まれの多年生で常緑のツル性植物。
別名 パッション・フラワー、ボロンカズラ。

トロピカルフルーツでおなじみの パッションフルーツが実るのは クダモノトケイの方で、
この花は、観賞用ですね、たぶん。

名前の「パッション」も 英単語としての一般的な意味であるpassion=激情、熱情 ではなくて、
キリストの受難をあらわす特別な言葉 "the Passion"  から来ています。
キリスト教の宣教師達が 異国の地で この花を見つけ、
十字架にかけられたイエス・キリストの姿を連想して、こう呼んだのが始まりだそうです。

キリスト教徒でない 私なんかは ぱっと見て、時計の方を連想しますけどね。
でも時計だったら、真ん中のきいろい部分(おしべ)は、6つに分かれててほしいところですが、
人の姿の方を連想しちゃうのも道理、5つにしか分かれてません。なるほどねぇ〜。

あ、それとも…十字架にかけられたキリストなら、3つに分かれためしべのほうがイメージに合うかも…。
どっちなのかな?



こういう、複雑そうな造りの物って…
どこがどうなってるんだろうって、分解してみたくなりませんか?
この花は自分の物では無いので、勝手に分解は出来ませんが( …しませんよ、ほんとに。(~~;)、
インターネット上を色々探していたら…、いらっしゃいました、ちゃんと詳しく解説してくださる方が…。
ありがたや、ありがたや。
さて、ここからは、トケイソウの花の造りの説明です。興味のない方は飛ばしてください。←おい



花の中心で一番目立つ、赤黒く 3つに分かれている部分がめしべ。
時計の針のように見えますよね。
すぐ下に 白っぽくて丸い「子房」という、後で 果実になる部分がついています。

その下の 黄色くて、5つに分かれているのが おしべ。
途中までは、めしべとくっついています。おしべの先には、大量の黄色い花粉を付けた「ヤク(葯)」があり、
花が咲く時には上を向き、花が開いたら下を向いて、自家受粉を避ける動きをするそうです。

その下の たくさんの糸状の物。これがこの花の特徴ですよね。「副花冠」というそうです。
宣教師さん達はこれを、イエス・キリストの後光に 見立てたそうです。
きれいな色だし、有り難みがありそうです。思わず拝んじゃったりしたのかしら。

この副花冠、4列 有るんですって。わかりますか?
4列も見つからないですよね。
詳しい方(とある大学の方)の説明によると、

めしべ、おしべの付け根 中央の柱に沿って くっついているのが 1列目、
その外側の、えぇ?これが?…って言うくらい短いのが、2列目。
外側の 一番長くて 目立つ部分は、2つの列が重なっている…のだそうです。

花びらは、10枚有るように見えますが、半分は、ガク(萼)で、
さらにその下に、3枚の苞がある…らしいです。

こんなに複雑で 精巧な造りの花なのに、朝、開いたら、その日のうちに閉じちゃうんですって。
なんか、もったいないですよね。



近い種類には、
副花冠は地味だけど 色は真っ赤で すごくきれいな ベニバナトケイソウ(紅花時計草)と
ホザキトケイソウ(穂咲き時計草)、
パッション・フルーツが実る クダモノトケイ(果物時計)、
副花冠が 華やかな紫色の オオナガミクダモノトケイソウ(大長実果物時計草)など、
色々あるのだそうです。

写真のトケイソウは、個人の家の垣根などで見られますが、
ほかの花は、植物園の温室などに 飾ってあるようです。
今度、温室のある植物園に行った時に、探してみようっと。



あ、「時の記念日」は、
東京天文台と生活改善同盟会が1920(大正9)年に、
「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定…した 記念日だそうです。
時間を守って、より良い生活に役立てましょう。気を付けなくっちゃ。(遅刻常習犯な私)




2004/06/11 fri
ニワウルシの花


降ったりやんだり…、まさに梅雨らしいお天気の日が続いています。
西日本の台風の被害も気になるところです。
涼しいようで、ちょっと動くと汗ばんで…、風邪などで体調も崩しやすくなる頃ですよね。
気を付けなくっちゃ。



さて、今日の写真はニワウルシの花です。葉っぱと同じように 緑色ですが、
大きな木の枝先に 穂を立てるように咲いて、今、いっぱい散っています。
(写真の花はそう見えないんですが(^^;)、ツンツンと塔を建てるように、穂を立てて咲くんですよ。)

ニワウルシ(庭漆)は、ニガキ科ニワウルシ属の、お株とめ株に分かれる(雌雄異株) 落葉高木で、
成長が早く、10mから20mくらいまで あっという間に育ちます。

この木は、奇数羽状複葉という マメの仲間によく見られるような 葉の付き方をします。
しかも、翼果といって、種のまわりに翼があって、風に乗ってひらひらと散るような形の実を
枝先に どっさり下げます。
遠くから見ると、ぺちゃんこな豆のサヤのように見えます。
だから、ずっと、マメ科の植物だとばかり思って、図鑑に載ってないなぁ…と悩んでいたんです。
違いました。マメ科じゃなくて、かといって、あの、さわるとかぶれる ウルシ(漆)の仲間でも有りません。

もともとは中国がふるさとで、ヨーロッパに渡った時に「天国の木」と呼ばれ、それが日本にも伝わって、
別名を「シンジュ:神樹」ともいうそうのだです。


この木、とっても繁殖力が強くて、成長も早く、河川敷などでも ものすごい勢いで はびこっているンです。
帰化植物には、草の仲間の方が多くて、樹木の仲間は少ないのですが、この木だけは別物のようです。
いいんですよ、すごい勢いで伸びていく姿は、見ていても気持ちがいいものですからねぇ。

でも、河川敷などで 想定外に大きな木が育ってしまうと、万が一、大水が出た時に、
倒れ、流され、河川管理者達が思いもしなかったところで、川をせき止めてしまうんじゃないかと、
心配されているんですって。
いや、そういう心配をしたくなるだろうなって言う"勢い"のある木です(笑)。
こんなにたくましいのが「天国の木」…なのかぁ…。

で、今日、また色々検索してみたら、
中国で 緑化に取り組んでいた人が、"丈夫で成長の早い この木を植えよう"と提案すると、
(ニワウルシは中国原産ですからね。)
地元の農民達から反対されたという 1999年頃の記述をみつけました。


ヨーロッパは「神の木」だ「天国の木」だと呼ばれた ニワウルシの 中国での呼び名は
「臭椿」。
マメ科で、葉の感じが似ている(奇数羽状複葉) エンジュ(槐)は、伝統的におめでたい木、有りがたい木とされ、
その対局にあって、不吉とされ、嫌われてきたのが、この「臭椿」(ニワウルシ)で有ると…。

確かに臭いけど、そのせいか虫も付かないし、丈夫で、どんな環境でもがんがん育つし、材木は役に立つし…。
名前さえ変えたら、みんな利用してくれんじゃないか…というところで、その記述は終わっていました。
その後…、ちょっぴり 気になります。どうなったんだろう。

木と人との関わり合い、土地が違えば、事情も違うで…、面白いものだなぁと思いました。
でも…「神樹」…は、言い過ぎじゃないかなぁ。なんか、名前負けしそうでさ って思うのは…私だけ?。



2004/06/12 sat
奇数羽状複葉  2種


蒸し暑いですね。
私の住む街では幸い、台風の影響は無かったようですが、台風が持ってきてくれた湿った風のせいで、
とっても蒸し暑いです。かったる〜くなっちゃうから、気合いを入れねば。←言ってるだけ(^^;)



今日の写真は、奇数羽状複葉っていうのを ちゃんとご紹介しようと思って貼ってみました。
道端に ちょうどいい感じの「ニワウルシ」「ヌルデ」の若木が生えていたので、写真に撮ってきました。

幹から伸びた 柄(主軸)の両脇に 向き合うように葉が並び (羽状:鳥の羽に似ている)、
先端にも一枚葉がついている (ここに一枚あるので、並ぶ葉の数は必ず奇数になる) … 形、これが
奇数羽状複葉という葉っぱの付き方です。

先端の葉がないのは、"偶数" 羽状複葉。

先端に葉がある複葉には、全部の葉っぱの数ごとに、
3枚(3出複葉)、5枚(掌上複葉:手のひら型)、5枚プラス もっとちっちゃいの2枚(鳥足状複葉)と、
呼び名が 色々あるのですが、
こう たくさん並んじゃうと、(奇数)羽状複葉とよばれます。

芽吹いた時から小さい葉は同じ数。
先端の葉でおしまい、もうこれ以上新しい葉は出ない…と確かめられれば、
その木は"複葉"と 判断出来ます。
複葉の葉は、カエデの葉のような切れ込みが、うーんと 極端になった形。
どんなに大きくても、主軸がごつくて枝のように見えても、これで一枚の葉です。

複葉の落葉樹は、多くの木が、真ん中の柄ごと 葉を散らします。
ニワウルシも、最初に小さい葉を、
後に葉の軸を落として、まるで 杖のような姿で 冬越しします。



好きなんですよねぇ、奇数羽状複葉…。きれいだなぁ(~〜~)。



あ、ニワウルシはかぶれませんが、ヌルデは かぶれますので さわらないようにお願いします。
主軸の所に ピラピラッっとした 葉のようなもの(翼:よく)が付いているのが特徴です。
この葉を見かけたら、ご注意くださいね。
染料や薬品として、長く人の役に立ってきた 木ですが、お気を付けください。




2004/06/13 sun
ニワナナカマド


夜のうちに 強い雨が降りましたが、雨が上がった後は、どんよりとした曇り空の日曜日になりそうです。

日曜日の朝、我が息子は、見たいTV番組が2つ有るんですよ。

ところがひとつ目は 朝早くて、次に見たいのは 2時間ほど後。
間があいてしまうと、見逃しやすいものですよね。
寝坊することも有れば、ゲームに夢中になりすぎて 時間が過ぎてしまうとこも有りで…、
気がつけば、見られなかった週の方が多くて(^^;)。
もちろん 母は、『忘れちゃうっていうのは、それほど見たくはない っていうことなんじゃ無いの?』
な〜んて意地悪言って取り合わないし…♪〜( '')。

そうしたら 今日は、自力で、ビデオ予約していました。
朝早く 新聞を取り込んで、Gコード予約。
すごいぞ、息子。文明の利器を使いこなせるなんて、たいしたもんだ。
母は、朝から感心してしまいました。

これなら、将来ドラえもんに出会っても、4次元ポケットの便利グッズを使いこなせそうです(笑)。



今日の写真は、ニワナナカマド
いつもお散歩している公園で、梅雨の頃咲く 白くてきれいな花です。
ただ、公園の木の名札には、「ホザキナナカマド」と書いてあるんです。私もずっと、そうだと思っていました。

「ホザキナナカマド」は、
『山地に生え、高さ2mになる バラ科ホザキナナカマド属の落葉低木。
葉は、奇数羽状複葉で互生。
7〜8月に枝先の円錐花序に5〜6mm程度の白い花を多数開く。』図鑑にはそう書いてあります。
この辺までは、一致します。

でも、写真をアップしようとして、念のために インターネット上の記述を確認に行ったら…、おやおや?
「ホザキナナカマド」は、かなり北国のモノしか紹介されていません。
園芸種の「ニワナナカマド」とそっくりだとも書いてあります。
「ホザキナナカマド」、自分が思っていた以上に、北国限定の植物のようです。
よく似た「ニワナナカマド」、人気のある園芸種で、かなりあちこちに植えられているようです。

もし違っていたら、恥ずかしいな…。
二つの花の違いを確かめておこうと、あちこち眺めてみるのですが、
ネット上に飾ってある写真では、区別が付きません。
で、もう一度、図鑑の記述に戻りました。



「ホザキナナカマド」の説明のうち、
『(葉の)表面は無毛だが、裏面にはラシャ状の毛が密生する。』
『花序と花柄は有毛。』
『おしべは40〜50個で花弁より長い。』
この3項目が、公園に植えられた「ホザキナナカマド」とは違っていました。
自生地も、北海道と本州の北部…だそうです。

すると、これは、園芸種の「ニワナナカマド」の方と言うことになる。
もう一度、ネット上の「ニワナナカマド」たちと比べてみると…
うんうん、こっちの方がそっくりだわ。
と、言うわけで、公園の管理人さんの掲示には背きますが、
この写真の花は「ニワナナカマド」です。あしからず(^^)。



ニワナナカマドは、中国原産の園芸種で、別名をチンシバイ(珍珠梅、珍至梅)。
葉が似ている為に花材として、
「ナナカマド」の変わりに流通していたりすることもある…そうです。
ニワナナカマドは、本州の北部でなくても、普通に公園や庭先に植えられているようで、
ネット上にも写真がいっぱいありました。

お茶席に飾る 「茶花」としても愛されてきたそうです。
そうですね。咲いた花が、散らずに その場で茶色くなってしまうので、
庭木として眺めると、そこが 欠点のように思えてしまうのですが、
切り花なら、今日の写真のように、きれいに咲いた花だけを愛でることが出来ますものね。

つぼみも まん丸くて (真珠のようと表現したかたもいらっしゃいましたが) とても愛らしく、
たくさんの おしべが 花全体に、霞がかかったような効果を与えて、
本当に清楚で きれいな花です。


「ニワナナカマド」は、「ホザキナナカマド」の園芸種ですので、
上に挙げた以外は、そっくりですが、

ただ、あの、七回 かまどに くべても燃えないかも…の「ナナカマド」とは、属が違うので、
かなり違います。
「ナナカマド」の花も細かくて白いのですが、穂のようではなく、どちらかといえば 丸い形に咲きます。
秋には、真っ赤な実を付けます。
葉がそっくりなだけの、違う植物 と、思った方がいいようです。

だからたぶん、ニワナナカマドの枝は、七回 かまどに くべなくても、燃えちゃうと思うんですけど…
どうなんでしょう(笑)。




2004/06/14 mon
ネジバナ


昨日…「どんよりとした曇り空の日曜日」になりそう…と打ち込んだ後、急に晴れてしまって(^^;)
昨日の午後は、とってもきれいに晴れました。夕焼けがきれいだったこと〜。
明けて今日 月曜日は ほぼ快晴。空気も乾いて、絶好のお洗濯日和です。

でも、風がないと…我が街の空は 
下の方は、スモッグがかかって、ぼんやりと灰色なんですよ。
遠くに見える富士山も、雪が溶けて黒っぽい色になったので、
薄黒い霞に紛れて 見えにくくなってしまいました。
こういう日には ついつい、…もっと郊外に引っ越したいなぁ…なんて思っちゃうのです。
まぁ、それ以外は、今住んでいる場所に大きな不満はないのですけれどねぇ。
あーぁ、黒いなぁ、空の端。



今日は、お洗濯もしていたかったのだけれど、大事な用事があったので 出かけてきました。
小学校の校長先生に、初めてお目にかかれるんです。
あ、でも、個人的にということではなく、保護者を対象にお話をしてくださるというので、
聞きに行ったんですけどね。
今年新しく赴任なさった校長先生なので、どんなことをお話くださるのかと興味津々だったんですよ。

まぁ、お話の内容は、初めてだから…このくらいかな?という程度、でも やさしげな先生でした。
子ども達に向かっては、いろいろ新しい試みをしてくださっているようなので、今後が楽しみです。
ご経験も豊富みたいだし…。
まあ、しばらくは"お手並み拝見♪"と、まいりましょうか。



今日の写真はネジバナです。
小さくて、細長いものって、ピントを合わせるの難しいんですよね。
一昨年は、デジタルカメラなのをいいことに、5〜60枚 撮りまくりましたが、
ピンボケばっかりで…(_ _,))
去年はあきらめて、子どもがつんできた花を三脚でねらってみたのですが、思うように行かず。
結局、納得のいく物は撮れませんでした。

ところがですよ。いやぁ、カメラの性能がよくなっているんですねぇ。
今年は、難なく撮れちゃいました。
さっと向けて、ぱっと撮って、ちゃんとピントがあってるんですよ(感涙)。
写真の腕は 上がってないので、全部 新しいデジカメちゃんのお陰です。
技術の進歩ってすごいなあ。
エンジニアの皆さん、ありがとう。(いや、ここで言ってても聞こえないから…)



いつもお散歩している公園では 梅雨の頃、芝生の所に このネジバナが ツンツンと顔を出します。
葉っぱは目立たないし、いつ出てきて、いつ消えていくんだか ぜんぜん わからないですよね。
毎年 花の咲くあいだだけ、幻のように現れて、いつの間にか消えてしまう、不思議な存在です。

今年は、いつもなら ネジバナの花がいっぱい咲くあたりを、草刈りしている最中なんです。
いそいで あたま出すなよぉ、切られちゃうぞう…っと、ハラハラしながら見守っています。
写真の花は、雑木林の方に咲いていたものです。
雑木林の方は、下草刈りが終わったばかりだから大丈夫。

超ミニサイズのカトレアが、茎のまわりに螺旋状に並んでいるような ネジバナちゃん。
ねじねじの巻き方は、右巻き、左巻き、半々だそうです。
とっても珍しいのですが、真っ白いネジバナというのもあるそうですよ。
ネジバナが芝生いっぱい 咲きそろったら、白い花が無いか探してみようかな?




2004/06/19 sat
チチコグサ


明日は父の日だから…ということでもないのでしょうが、今日は土曜参観。
だんな様と二人で、息子が授業を受けているところを見てきました。

西の方には台風が近づいているというのに、今日もよく晴れましたね。
風は涼しかったし、湿度も低くて過ごしやすかったのですが、日差しがまぶしかったです。

息子の 今日の授業は音楽。今までより、また一段と上手に(当社?比ですよ、あくまでも。) 
演奏しているところを見せてもらいました。
家にいると、幼稚園の頃からあまり変わってないような気がするのですが、
こうして、同級生達に囲まれた姿を改めてみると、大きくなったンだなって思います。


学校から帰った後は、今日が発売日だったDVD
「ファインディング・ニモ」(父と息子の物語なんですよね♪)を見て…、
夕食前には、一日早い父の日のプレゼントをして…、

すっかり"お父さん・デー"でした。
お楽しみ頂けましたでしょうか(^^)
娘にとっても、息子にとっても、
いつまでも やさしくて素敵なお父さんでいて頂きたいモノです。



今日は日記の写真も「チチコグサ」

『チチコグサ(父子草):キク科ハハコグサ属、道端でよく見られる多年草。春〜秋に開花。』
写真のチチコグサは、先月 5月半ばに撮影したものです。
その株は、今はもう、枯れ始めています。



ハハコグサに比べて、地味だとか貧相だとか…。
植物学者って、まだまだ 男の人の方が多いですからね。
他の草花は、名前に「男」を意味する言葉が付いている種の方が、
たくましかったり、造りがゴツかったりするのに、どうしてこの種だけって、
不満そうだったり、自嘲気味にコメントされてたり…。
意外に、植物図鑑って面白いこと書いてあるな なんておもうのです。



私はね、この花、好きですよ。
地味でか細いけれど、何となく暖かみがありますもの。
ハハコグサの黄色い花は 確かに可愛いけれど、
チチコグサの茶色にも味わいがありますよ。



このチチコグサに 似ているようで 似ていない帰化植物に
「ウラジロチチコグサ」と「チチコグサモドキ」というのがあります。
比較的新しい帰化植物で、街中の駐車場の片隅…なんていう
乾いて痩せた土地を好んで生えています。

こっちの2種は、かわいげも無ければ味わいも無く、
ゴツい茎に 花とも思えないような花をつけ、
綿毛を作って 種をまくんですが、その姿が、実に、みすぼらしいんです。
それに比べたら、可愛いものだと思うんですけどね…。



皆様のお宅の「父の日」も、楽しいモノになりますように(^v^)




2004/06/28 mon
コクチナシ


いつのまにやら、6月28日です。

前回日記を書いた時に近づいていた台風は、
21日に関東地方に ものすごい強風をもたらしました。
この日、スイミングスクールへ息子を迎えに行ったら、突風に吹き飛ばされそうになりました。
傘もレインコートも役に立たず、全身ずぶぬれになっちゃいました。
我が身のあまりのひどさに笑っちゃいました。

でも、並木道では 大きな枝が車道に散らばっていました。あんなのの直撃を受けたら 
事故が起きちゃいそうだなと、こわごわ横を通ってきました。
皆さんのご近所では 大きな被害はありませんか?



23日には、中学校で給食の試食をしたり、先生のお話を聞いたりしてきました。
とっても手のかかった美味しい給食を食べているんですよ、中学生の皆さん。
恵まれてるよなぁ、ちゃんと感謝して食べてるのかしら?
中学校の先生方には、期末テストと夏休みのクラブ活動について、いろいろ伺ってきました。
また今年も、忙しくて 楽しい夏に なりそうです。



24日には、例の"地域活動"の会議がありました。
今年も、去年と同様『お泊まり会』をやるんです。
もっと若い方にお譲りしたかった 一泊旅行の権利♪ お譲り出来ませんでした(涙)。
最後のご奉公だと思って、お泊まりして参ります。
でも、いろいろな方のご協力のお陰で、去年以上の子ども達が集まってくれそうなので、
良しと致しましょう。



週末は、寝苦しい夜が続いたので、すっかりくたびれてしまいました。
ぐったりしている母を見かねて、子ども達がお夕飯にカレーを作ってくれました。
ちゃんとサラダも添えて(^^)。
助かりました。すごく美味しかったです。
でも、母親がぐずぐずしていちゃいけませんね。体調管理に注意しなくっちゃ。



そんなこんなでバタバタしている内に、我が家の鉢植えのコクチナシちゃんが咲きました。
去年の冷夏の影響か、今年は2つしかつぼみを付けなかったコクチナシちゃんですが、
とってもすてきな 甘い香りを漂わせています。
毎年 夏の初めに咲いて、良い香りを楽しませてくれる 大事な鉢です。

その昔…私がまだ働いていた頃、オフィスに行商のおばあさんが入ってきてしまって…。
上司に叱られては大変と、いそいで追い返そうとするのですが、
今日が仕事初めだからどうしても一鉢買えって動かなくて…。
しょうがないなぁと持っている商品を見て…一目で気に入っちゃったんですよね、このコクチナシちゃん。
育てた人が上手だったんでしょうね、とっても元気のいい株でした。
あれから、もう十うん年。子どもより古い、我が家の大事な一員です。



一度、真っ黒にカビてしまった時期があって、何年も花をつけなかったんだけれど、
思いあまって 株全体を洗ってしまったら、見る間に元気を吹き返して…、
(このときの様子は忘れられません。)
翌年から 花を咲かせてくれるようになったんですよ。



花が咲くようになると今度は、オオスカシバというガが卵を産み付けに来るんですよね。
こんな小さな木でも見逃してはくれないんだもの、自然界って本当に厳しいです。
で、きみどりのイモムシがかえると、葉っぱとつぼみを全部食べてしまうんです。
すごい食欲で、あっという間に丸裸にされちゃいます。
毎年この時期は、イモムシ退治をしてきたんですけど…、
今年は、つぼみが二つしか付かなかったせいか、しなくて済みました。

でもやっぱり、イモムシ退治しても良いから、いい匂いの花をいっぱい咲かせてほしいな。
今年は暑い夏になるという短気予報が出てましたから、来年に是非 期待したいです。





< 2004年5月の日記へ戻る
  2004年7月の日記へ進む >





「はっぱのもよう」 表紙へ日記表紙へ











inserted by FC2 system