古い日記帳

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2004/04/01 thu
スミレ


今日はまた一段と気温が上がり、汗ばむほどの陽気になりました。
そんななか、夏休みにキャンプ場で出会った息子のお友達と待ち合わせて、
上野公園で一日遊んできました。
息子とお友達、それぞれの姉妹に、また別の仲良しに…と
総勢6人の子ども達と母3人のにぎやかな一行でした。
妙にみんな浮かれ調子で、テンションが高くて、一日中笑ってばかりいました。
本当に楽しかったです。


立ち寄ったのは、科学博物館と動物園。
科学博物館は広すぎて、とても全部は回りきれないので、
「発見の森」と「身近な科学」の二部屋だけ見てきました。

「発見の森」は、身近な自然について、
標本やジオラマをつかって わかりやすく展示してある部屋。
地面の一部を切り取って見せてくれたり、落ち葉をめくって見せてくれたり…。
タヌキの目線で雑木林を見透かしてみたり…。
鳴き声をたよりに木の上の小鳥を探したり…と、
いろいろ、楽しい体験が出来るんです。


「身近な科学」の部屋には、物理や化学のちょっとした仕掛けを利用した 
楽しい遊具(実験器具)が置いてあって、
「電気と磁気」「光と感覚」「力と運動」等のテーマで子ども達が、
身近にある科学の不思議に触れる事が
出来るようになっています。
とはいえみんな、手当たり次第にハンドルを回したり、
ボタンを押したりしていましたけどね。
実験のねらい…解っていじっているのかなぁ。


今日は、博物館の案内をしてくださるボランティアさんが大勢いらしてて、
とっても親切に解説してくださいました。
お陰様で娘は、"今日は博物館が一番面白かった"そうです。


「上野動物園」では桜が満開で、動物さん達も気分が良かったのか、
いつもよりサービスが良かったように思えました。
今日は珍しく、パンダが歩いているところが観察出来ました。
昼間は大抵 物憂げに眠っているのに。
ゾウ舎は工事中で仮囲いだったせいか、
心なしかいつもより近い距離でゾウさんを見られたような気がしました。
カバさんも大きなお口を何度も開けてくれたし、
ペンギンは泳いでくれるし…、いいことずくめでした。

なにより、子ども達がみんなとても楽しそうでした。
思い切って出かけてみて本当に良かったです。



出かける前 今年初めて、スミレが咲いているのを見つけました。
私が住んでいるあたりでは、もっと淡い色のタチツボスミレの方が多数派なんですが、
今年一番最初に見つけたのが、この濃い色のスミレだったのが 
ちょっとうれしかったので写真に撮ってみました。
季節がどんどん進んで行っちゃいますね。




2004/04/02 fri
カタクリの花


昨夜はかなり強い雨で、せっかく咲いた桜がみんな散ってしまうのじゃないかと心配しました。
明けて今日は、ゆっくりと天気が回復しました。
風は、強くなったり弱くなったりを繰り返しながら、少しずつ桜の花を散らしています。



今日は、家事の合間を縫って、ちょこっと写真を撮りに行ってきました。
自転車で行かれるくらいの所に、カタクリの群生地があるんです。
観光地になるほど大規模ではありませんが、地元の人たちが大切に保護していますし、
地元ファンの間では知られた場所で、桜が咲く頃になると、カメラ片手に訪れる人でにぎわいます。
遠い山の中に行かなければ見られないと思っていた花が、
身近に咲いてるなんてとっても幸せな事です。



カタクリはその昔、根っこ(りん茎)から片栗粉を取ったといわれていますが、
今の片栗粉はほとんど
ジャガイモのデンプンから作られています。
紫の花をつけるカタクリは、絶滅しかねないほど数が減っているんです。



写真には写っていませんが、地面には淡い緑の大きな葉が二つ向き合ってついていて、
その葉には、たいてい紫の斑点があります。
その様を仔鹿の背の模様になぞらえて"片葉鹿の子"と呼んだとか、
果実を 栗のイガの中にある実になぞらえて"片栗"と呼んだとか、
古くはカタカゴ(傾籠)といい、傾いた籠にみたてたものだとか、

なにぶん、万葉に昔からなじみの深い花なので、ウェブ上をちょっとお散歩しただけでも、
いろんな説に出会いました。
どれが本当なんでしょう??? なんて考えるのも楽しいですね(微笑)。



種にはアリが好む物質が付いていて、アリに運んでもらって仲間を増やします。
アリさん達が、そうとは知らずに地面に撒いた種は、
一年目の細い葉から 徐々に大きくなっていって、
7〜8年もかけて、やっと花を咲かせます。

春先、頭上の落葉樹達が葉を茂らす前に花を咲かせ、
木の葉が茂る頃になると休眠してしまいます。
明るいところが好きだけれど、夏の暑さには弱かったり、湿り加減にも好みがあったり、
気に入って生え茂る場所が限られているそうです。

根(りん茎)から片栗粉を取るばかりでなく、若い葉とつぼみも食用になります。
苦みもえぐみもなくてとっても美味しいんですけど
(数年前、自然食のお店で野菜として売ってました(^〜^)、
食べちゃダメですよ。貴重な物なんだから(笑)。



とってもきれいなカタクリの花。いつまでも楽しめるといいなと思います。




2004/04/07 wed
枝垂れ桜とソメイヨシノ


暖かく過ごしやすい日が続いていますが、幸い、桜の花はまだ、散らずに残っています。
明日の娘の入学式にも、なんとか間に合いそうでうれしいです。
やっぱり、入学式には桜が無くっちゃ…ですよね。

今年は、花が咲いてからも冷え込んだりしたので、花の保ちがいいですね。
正直、3週間も桜が楽しめるとは思いませんでした。
新学期の準備や家の中の片づけ、春の大掃除など…、
あわただしく過ぎた春休みではありましたが、
4/3の土曜日と4/5の月曜日には、ちゃっかりお花見に行って来ました。



写真は、4/3の土曜日のもの。
この日行った公園は、ソメイヨシノ一色…ではなく、枝垂れ桜もきれいでした。
どちらかといえば、花の色が薄くて白っぽいソメイヨシノに比べ、
この枝垂れ桜は、花の色が濃くて、花びらがいくらか細身で、花全体が少々小ぶりです。
木全体をみると透明感があって、これがまた、とってもきれいでした。

花盛りなのは桜ばかりでなく、
真っ黄色なレンギョウと真っ白なユキヤナギも盛りでした。
コブシやハクモクレンは、ほぼ散ってしまいましたが、
エノキは、うす黄色の花のつぼみを枝いっぱいに付けていました。
ハナミズキの芽も だんだんふくらんで、いかにも"つぼみ"ってかんじになってきました。

あれは土曜日のことだったから、今頃はもう咲いているかな?





2004/04/10 sat
春の雑木林


あっという間に、今週も終わってしまいました。

木曜日の娘の入学式、無事に終わりました。
朝、目が覚めた時には雨が降っていたので 困ったなぁと思っていたのですが、
出かける頃には やんで、式が終わる頃には晴れて青空ものぞく 
まずまずのお天気になりました。
桜も半分くらい残っていたし、よかったよかった。助かりました。
"雨降って地固まる"って感じですかね。
帰り道、同じように入学式帰りの小学一年生を見かけました。
我が家の娘もついこの間、ランドセルが重たそうな小学一年生だったのに…。
本当に月日のたつのは早いものです。



金曜日の夜は、夜桜を見てきました。
いえ、別に行楽で出かけたのではなく、"地域活動"の一環ってやつで、
市街地から はずれたところ(つまり山の中)にある施設に呼び集められたんです。
眼下に街の灯り、頭上に幽幻な桜、瞬く星座…。☆★☆★☆★☆★☆
ヤマザクラも枝垂れ桜もありましたよ。めちゃめちゃ綺麗でしたよ。
これで会議とかじゃなくて……、いやいや、地域のために頑張りますよぉ(笑)。



さて、入学式前、4/5の月曜日に出かけた公園では、
コナラとクヌギが花の盛りを迎えていました。
「おなじみの木」のページでは、
クヌギと違って、コナラは葉を出してから花の房を下げていたと書きましたが、
(いつもの公園ではそんな木ばかりだったんですよ。)
月曜日に見た時には、クヌギもコナラも 若葉と一緒に花の房を下げていました。
「おなじみの木」のコメントを書き直さなくっちゃいけませんね。

そんなこんなで、今日の写真は、月曜日にお花見に行った公園の雑木林の写真です。
なにぶんお花見の名所ですから、
ソメイヨシノは、そりゃあもぉ、いっぱい咲いてましたし、
他にもいろいろな品種の桜が咲いてはいたのですが、
あえて今回は、雑木林の写真を飾ってみました。

薄いピンクのヤマザクラ、
銀色に輝くコナラの新芽…
他にもミズキやエゴノキもみずみずしい新芽を
枝いっぱいにつけていました。

この時期の雑木林は本当に綺麗ですよねぇ。
木の芽って こんなにいろいろな形と色をしているのかと、驚いたり、おもしろがったり出来ますし、
日々変化していく様子が楽しめますし、毎年見ていても飽きるって事がありません。
この街に引っ越してきて一番うれしかったのが、この、
雑木林が身近にあるって言うことなんですよ。

ただ、雑木林は年々 確実に減ってきています。
私有地だと、こまめな手入れが出来なくなれば、あっという間にゴミ捨て場にされてしまうし、
(こういうモラルの低い行為っていうのは見るだけでも悲しくなりますね。)
後継者不足なのか、相続税対策なのか、切り売りされることも多いようです。
引っ越してきたばかりはまだ、たくさん残っていた林が、
もうずいぶん少なくなってしまいました。
公園の一角などにかろうじて残る雑木林に、
むかしの面影を見る…なんて事になっちゃうのかなぁと思うと
寂しいです。



今日は枝に残ったわずかな花をちらして風が吹いています。
ソメイヨシノが散った後は、ヤマザクラ、枝垂れ桜が続き、
とうとう、八重桜までほころび始めました。
桜は花びらの数が多いほど遅く咲くのだそうですね。
八重桜の豪華な花がちる頃、いつもの公園も 新緑に包まれることになります。






2004/04/15 thu
キュウリグサ


ちょっとさぼっちゃったので、まとめがきしておきます。

中学生になった娘には、制服のブラウスに自分でアイロンをかけてもらうことにして、
日曜日に練習をしました。
そうしたら「あたしアイロンかけ好き〜♪」ですって。パリッと仕上がると気持ちいいものね。

月曜からは、給食が始まりました。ちょっとだけ自分のペースで動けます。やれやれ。
おばあちゃんちから旬のタケノコのおすそ分けを頂きました。(^^)v らっきー
タケノコご飯、若竹煮、中華炒め…、うふふ…タケノコ三昧です。
ありがとうございました。

土曜日は暑いくらいだったのに、日、月、火と曇りがちで肌寒く、
昨日はとうとう雨になっちゃいました。
雨だから、というわけではありませんが、一人で映画を見てきました♪

雨上がりの今日、
いつもの公園には、また、ツチグリがころがっていました。
並木の桜はすっかり散って、ケヤキの枝先には、花と若葉がいっぱいです。
八重桜、ハナミズキ、シモクレン、ライラックが咲き始めました。
アカマツの新芽が長く伸びて、先のめばなが目立ってきました。
エノキの花がちって、今度はムクノキとヤマグワの花が咲きそうです。
1/8の日記で取り上げた 生育不良だったケヤキも、新芽をいっぱい出していました。
新しい葉っぱがキラキラして、いい季節になりました。

さて今日は、息子達のクラスが公園で虫取りをする予定。
「バッタ、つかまえてくるからね。」と、水筒しょって出かけていきましたが、
何か捕まえられたかな〜?



今日の写真は、キュウリグサです。

…これも別名がタビラコ らしいんですけど、
(タビラコに関するややこしい話は、2/21の日記で触れています。
物好きな(失礼;)方は そちらもご覧ください。)

ワスレナグサを3mm位に縮小したような 可愛いちっちゃい花が咲く 道端の雑草です。

茎の先がくるくると まるでカタツムリの殻のように巻いているんです。
その茎が、花 一輪一輪咲く毎に ほどけながら、伸びていきます。
園芸種のワスレナグサと同じなんですけれど、
あっちの方が 花が大きくて立派なんですけど…。
でも、この極小サイズが可愛いんですよ。

虫眼鏡じゃないと鑑賞出来ないので(^^;)、知る人ぞ知るって感じ…って言うか、
誰も気づきませんよね。
道端なんかに結構 無造作に育ってるんですけど、見つけるとうれしくなっちゃいます。

とにかく、ちっちゃくて ちっちゃくって、写真に撮るの大変でした。

葉をもむと キュウリのような匂いがするから キュウリグサ(胡瓜草)というのだと 
図鑑には書いてあるので、葉っぱを見つけると もんでみるのですが、
う〜〜〜ん青臭いけど、胡瓜…みたいかなぁ?どうだろう?って感じです。




2004/04/18 sun
八重桜


木曜日の息子の虫取りは…収穫無しでした。(-ヽ- )ホッ
その代わりといっては何ですが、コクワガタ君が一匹冬眠からさめました。
一番 体の大きかった くわのすけです。 
クッキーちゃんは、
--確認していないのですが、メスは冬越し出来ないことになっているので--
まず無理として、
もう一匹のオス、クワジの姿を まだ見ていないので ちょっと心配です。
元気だといいんだけど…。
冬眠中はケースにさわらないようにしていたんですけど、そろそろいいかな?
今度 掃除してみましょう。
ちょっとドキドキするけど…(苦笑)。



木曜の夜は娘が、"地域活動"に行ってきました。
今回は初会合。顔合わせして、スケジュールを決めて…。
子ども会の小学生をサポートするのが目的の 地元中学生達の会なんですよ。
いっぱい活躍して、視野を広げて欲しいものです。頑張れ〜♪おねえちゃん。

金曜日は中学校の保護者会。
学年の数プラス一時間の家庭学習を習慣づけてくださいですって…。
出来るかな…?…あ、すみません。が、頑張ります。
……||| ̄□ ̄)ひやぁ〜っと おののきつつ帰ってきました。
頑張れ、おねえちゃん……出来るだけ。o(^-^;)o←弱気

土曜日には、娘は早速イベントのお手伝いにかり出されていきました。
"困っている子のお世話をする"係だったようですが、困った子は居なかった…そうで、
いっぱい楽しんできたようです。何よりでした。オツトメご苦労様♪

息子は、新しく買ってもらった プロ野球のゲームがお気に入り。
休みの日には、早起きして やっています。
学校に行く日は起きられないのに、何でそんなに早くに目が覚めるのかなぁ。
とにかく、はまってます。



今日の写真は、八重桜二種。
明るいお日様の光を背にして、光り輝いているのは、
一番よく見かけるピンク色の八重桜です。
私の生まれた街には、八重桜がいっぱい咲く公園があるんです。
有名な桜の名所ってたいてい ソメイヨシノで、
八重桜は不思議なほど 話題に上らないですよね。
でも、花びらの数が多いじゃないですか。
八重桜の花吹雪は すごいですよ。
圧巻です。
実家にいた頃は、毎年のように見に行ったものです。

もう一枚は、ちょっと珍しい緑色のサクラ、鬱金(うこん)です。
咲き始めは 淡いきみどり色で、やがて 薄紅が差す という咲き方をします。
鬱金(うこん)というのは、熱帯アジア原産のショウガ科の多年草。
染料としても、カレーに入れる香辛料としても有名なあのウコンのこと。
花の色から連想された名前なんですかね。黄色いんですよね、ウコンって。
「清酒 黄桜」の" 黄桜"も、この鬱金のこと…らしいです。

緑色のサクラにはもう一種類、御衣黄(ぎょいこう)というのもあります。
こっちの方が、もっと緑色っぽいかな。



ところで、ピンクの八重桜には「サトザクラ」という札が付いていたんです。
…ああ、サトザクラね。ふむふむ…と、品種名のつもりで書きとめてきて、
図鑑を見てびっくり!

桜は、古くから愛されてきた花で、園芸種が200種以上もあるんだそうです。
その総称が サトザクラ。
つまり サトザクラの下に 200以上のサクラの品種がある…
ということは、サトザクラってだけじゃ 漠然としすぎていて、品種名を調べてきたことになりません。

つまり、今日の写真、どっちも"サトザクラ"なんです。
とほほ…きみどり色のが鬱金なら、
ピンク色のは何だろう…図鑑を見たのですが、わかりません。
サクラ…種類 多すぎです(笑)。




2004/04/23 fri
カラスノエンドウとオオアラセイトウ


毎日のようにあちらへ出かけ、こちらへ出かけしている間に、
一週間が終わろうとしています。
年度初めはいろいろなことが変わるから、
ゴールデンウイークくらいまでは 何かと落ち着かないものですね。

息子の方の保護者会もあって、新しい担任の先生へのごあいさつもしてきました。
息子にとって初めての 男の先生。よろしくお願いします。
教室は、おねえちゃんが とっても楽しい一年を送ったのと同じ、げんのいい教室。
幸先いいぞ。がんばれ〜~\(^0^)/~。



落ち着かないところへもって来てここ数日の暑いこと暑いこと。
昨日はとうとう、30℃を超えた地域もあったそうで。
暑さになれていない体には応えますよね。
とかなんとかいいつつ、昨日は久しぶりに自転車に乗って ちょっとだけ "遠征"してきました。

他では余り見られない(つまり、田園地帯やお山の)植物も
たくさん見て、写真にも撮ってきたのですが、
このサイトでは、街中で見られる ありふれた植物を中心にしたいので、あえて
今日の写真は、カラスノエンドウとオオアラセイトウです。



カラスノエンドウ(烏野豌豆)は、マメ科の2年草。
熟すと真っ黒になる 豆のさやからの連想で、その名が付いたそうです。
これもまた、道端によく生えてますよね。
私、マメ科の植物って好きなんですよ。

花の形が独特(蝶形花)で 緑によく映える赤紫(紅紫色)だし、
丸いのがいっぱい並んだような 葉の付き方(羽状複葉)も好きだし、
茎の先から伸びる巻きひげも好きだし…、
茎が丸い棒状じゃなくて、角材みたいにかどがあって(四角柱状)で、
目立たないけどそんなところも 気に入っていたり…←誰もそこまで見ないって

春の終わり、この花が咲き出すのも楽しみの一つです。
で、私の他には、真っ黒いアリマキさんたちがこの草をお好きなようで、
うげっ!っていうほど たかっていたりします。(^^;)

アリさん用に、葉の付け根に蜜腺も用意されているというのに、
こんなところから横取りしちゃって、
お陰でアリさんたちはアリマキに夢中で、
葉っぱに付く虫を追い払ってくれないじゃないか…とほほ…。
カラスノエンドウ達の溜息が聞こえてきそうです(悪いヤツ〜(^^;)。

カラスノエンドウには、似てるけど小ぶりなスズメノエンドウと
中間くらいの カスマグサ("カ"ラスと"ス"ズメの"間"の"草")という仲間があるそうです。
そんな名付け方もあるんだ…。(-、-)へぇ。



オオアラセイトウは 別名を"ショカッサイ(諸葛菜)"または、
"はなだいこん"というアブラナ科の2年草です。
"むらさきはなな"とも呼ばれますね。

江戸時代に中国から渡ってきたのだそうです。
最初は観賞用だったはずなのに、いつの間にか野生化して、
結構 あちこちで見られますよね。
東京で 春(桜の頃に)山手線に乗っていると線路わきで、
黄色いアブラナと 紫色のオオアラセイトウが
勢力を競い合っています。
郊外では小川の土手で、やっぱり数を競い合っています。
混ざって咲くことは少ないようですね。

その昔、祖母がどこからか 苗だったか、種だったかをもらってきて、大事に植えたのに、
あっという間に増えて 庭中が紫色になっちゃって(ついでに近所も)、
たくさん有ると 有り難みって 薄れるものだなぁなどと、
子供心にも思ったことを 懐かしく思い出したりします。

単純に アブラナの 紫色の 色違い…と思っていたのですが、
今回改めて よく見てみると、だいぶ違いますね。
アブラナよりは、あのお野菜の大根の花に 近いそうです。
根っこはさすがに無理でしょうが、食用になると書いてあるサイトさんも見つけました。
葉っぱをお浸しに…かしら?
美味しいのかなぁ?




2004/04/27 tue
スミレの一種


今日は西の方から大きな低気圧が近づいているそうで、朝から風雨が強まり、
荒れ模様のお天気になるとの予報でしたが、
雨雲はもっと南を通っているのか、うちの近所では雨はたいしたことなく、
強い風だけが吹いています。
せっかく開いた若葉には、厳しい自然のごあいさつですね。

我が家の鉢植えたちは、土曜日に剪定と植え替えをすませたので 今は 身軽だから、
風に吹き倒されることもないでしょうけれど、ちょっと気がかりです。
去年、道端から抜いてきた ノブドウも、河原で芽を出しちゃっていたコナラも
冬ごもりからさめ、やわらかくて きみどり色の葉を開きました。



いいかげん、さぼりっぱなしの「おなじみの木々の様子」も記録しておかなくちゃいけませんね。
よろしかったら、しばし おつきあいくださいませ。

ケヤキ     最初に枝先に出たのは花芽でした。咲き終わったらしく、
中旬頃には、盛んに花ガラを散らしていました。
        今は、一足遅れで伸びてきた きみどり色の若葉におおわれています。
   
ソメイヨシノ  あっという間に葉桜になってしまいました。
今は花の後に 小さな実が付いています。

クスノキ    古い葉が赤くなり、ハラハラと散っています。
新しい芽もまた、赤いのですが、こちらはいくらか
        オレンジ色っぽかったです。
今は赤っぽかった新芽がきみどり色に変わってきました。
        枝先には花のつぼみも見られるようになりました。

イチョウ    ほんの半月ほど前に芽生えたのに、
今はもうすっかり緑におおわれています。
        木の かなり上の方では 花が咲いているらしく、
花ガラがたくさん散っています。写真に撮りたいなぁ。

シダレヤナギ  春一番に芽吹いた小さな葉が どんどん散っています。
花も終わり、次の世代の葉も伸びて、
        もう、役目を終えたって言うことなんでしょうかね?

ヒマラヤスギ  昨日のお散歩で、まだ若い松ぼっくりをひろいました。
3cmくらいの小さな物でしたが、
        うす緑色と濃い紫色でとってもきれいです。
今度 写真を「おなじみの木」のページにでも載せなくちゃ。
        今、枝は古い葉と新芽のツートーンカラーで きれいです。

ハナミズキ   桜の次は、ハナミズキですよね。
ずっと並木を飾っていましたが、とうとう散り始めました。

ユリノキ    かわいい(「おなじみの木」のページ参照)芽生えの時期も過ぎ、
今は柔らかい葉でおおわれています。
        もうすぐ花が咲き出します。

メタセコイア  おばなも散って、めばなは高すぎてみることが出来ず…。
また、落ちてくるのを待つことにしましょう。
        若葉が出始めて、次第に緑色におおわれてきました。

ラクウショウ  おばな…見つかりません。若葉が芽吹く頃、枝先に長い穂を作ってたれ下がる
…はずなのに。
        公園に行くたびに、一生懸命探しているの出すが見つかりません。
それでもいつの間にか、めばなは
        ゴツゴツの実に姿を変えていくんだけどなぁ…。

エゴノキ    お花見の時に雑木林の中で、明るい緑色に輝いてした新芽も すっかり開いて、
        枝先にはつぼみが見られるようになりました。
この花が咲く日も楽しみです。

エノキ     春先、花盛りには薄い黄色に染まっていた大木も、
今はすっかり緑色の葉に包まれました。
        今年はどのくらい実ったかな?

ムクノキ    エノキよりも遅く開いた花は、今、まだもう少し散り残っています。
光を易々と通す うすい若葉が開いて、
        雑木林をにぎやかにしています。

コナラ     銀色がかって芽生えた新芽も緑になり、
長く下げていたおばなの穂も散って、
        雑木林の中にとけ込んでしまいました。
今年はドングリ、たくさん実るかな?

クヌギ     コナラに遅れて散り始めたきいろっぽい花穂も ほぼ散り終わって、
葉が育つ季節を迎えています。
        コナラもそうですが、
夏の盛りには 固くぶあつい葉になる木の新芽が、
小さくて弱々しいのは この時期だけ。
何となくかわいいなぁ…なんて思っちゃいます。

ミズキ     あっという間に、花が咲いてしまいました。
満開です。真っ白です。きれいです。

コブシ     葉っぱが育ち始めました。花の頃からコブシとハクモクレンの比較写真を
撮り始めました。
        でも、同じコブシでも、葉が細いのと丸っこいのがあったりして、
まとめるのはなかなか難しそうです。

ヤマグワ    花盛りを少し過ぎました。おばなが散って、木の下をうす緑色に染めています。
        今年、2本のお株を見つけました。お株は花が終わってから葉を広げるんですね。
        枯れてるのかと思うくらい、葉が出ていません。
花を咲かせ、花粉を飛ばすことに専念して居るみたいです。
        まあ、その後は何にもしないで茂っているだけだもんね。頑張れ、お株(笑)。

スギ      悪名高い 花…終わりました。花粉症のみなさま、お疲れさまでした。
冬の間、いくらか赤っぽくなっていた葉も、深緑色になりました。
これからは、新しい"スギ"ぽっくりが 育つ季節ですね。

アカマツ    白っぽい枝がぐんぐん伸びています。枝の下の方には黄色いおばな、
長ーく伸びた枝の先には赤いめばなが 咲くんですよね。


今日の写真は、先日、雑木林で見つけたスミレ。
図鑑やインターネットで調べたのですが、名前がわかりません。
濃い紫のスミレは、ニオイタチツボスミレじゃないかと思うんですが、自信がないんです。
白いスミレの方は、候補が絞りきれずにお手上げです。
スミレの見分け(同定)…結構 難しいらしいです。
このほかにも今年は、数種類のスミレを見つけて写真に撮りました。
詳しい方のサイトや 図鑑で勉強して、見分けられるようになりたいものです。




2004/04/29 thu
コクワくん達


昨日、コクワガタのクワジを目撃しました。よかった。無事に冬眠からさめたようです。
うれしかったので、餌を余分に入れておきました。クワジ♪おひさ〜。(^^)
でも…、いよいよ、くわ太殺害の容疑者 くわのすけ と二人(2匹)きり…。
危険かも。どうしましょう。

そういえば、夜、ジーンという鳴き声を聞きました。
去年飼っていたクビキリギリスと同じ声♪なつかしかったです。
いろんな虫が活動する季節がやってきましたね。

虫と言えば、もう一つ、去年の秋に出会った気味の悪い虫(11/11の日記参照)、
ケバエの一種の幼虫だとわかりました。
昆虫が好きな方のサイトで、話題になっていました。
だって、気味悪いし、見ればびっくりするもの。(><)
正体がわかったのはいいんんですけど…、
いっぺんにいっぱい出てくるので嫌がられることがあるという以外、
特に害になることもなく、人とは関係なく生きている 相当地味な虫みたいです。
わかって…うれしいのかどうか…。




2004/04/30 fri
ヤブタビラコ


今日で4月も終わり。世間はゴールデンウイークですね。
いや、我が家も…なんだけど(苦笑)。
主婦の仕事にはあんまり変わりはない上に、家の中に 人がいっぱい居て
…邪魔(-、-)
まあ、子どもたちが 親と一緒に出かけてくれるうちに 
楽しい思い出をいっぱい作っておかなくっちゃね。
頑張りましょう。
…やれやれ ヘ(´ー`)ゞ



とりあえず出かけてみた いつもの公園で ヤブタビラコが生えているのに気がつきました。
それも、そこら中に ものすごく いっぱい(汗)。
何で今まで気がつかなかったんでしょうねぇ???ってくらい 咲いてます。
ヤブタビラコかコオニタビラコか…ちょっと同定に悩んで、
あちらこちらのサイトへ行って写真を見比べてみました。
たぶん…(まだ、自信はないけど、)…ヤブタビラコです。

今、街中にもいっぱい生えて、花盛りなのは、オニ・タビラコ。
真ん中から茎が一本、すくっと立って、てっぺんに黄色い花をつけ、花が終わると綿毛を飛ばします。

ヤブタビラコ(と、コオニタビラコ)は、綿毛になりません。
花が咲く時は上を向きますが、受粉後の花は、写真のように下を向きます。
綿毛を風に飛ばさなくてもいいから、背伸びしなくていいんですね。
ここが見分けのポイントなんですって。比較の写真も載せておきます。

ただ、手元の図鑑では、
コオニタビラコとヤブタビラコの違いがはっきりわからなくて困りました。
コオニタビラコは、草丈は低いのに、花は大きくて およそ1cm、
ヤブタビラコは草丈はやや高いのに、花は8mm。
バランスから言って、この写真の花はヤブタビラコかな?と…。

後は、花が終わって出来る タネの部分。
総苞が、細長いとコオニタビラコで、丸っこいとヤブタビラコなんですって。
コオニタビラコを見たことがないので、ちょっと、断定しかねますが…、
このプックリ具合から言って、たぶんヤブタビラコです (^-^)えへへ。

オニタビラコを見慣れた目で見ると、みずみずしく 柔らかそうで…美味しそう…あ、いえ、
手元の図鑑には 食用にするとは書いてありませんでした…、優しげな草です。
雑木林のはじっこの明るい日陰に、
まるで記念撮影かなにかのように、お行儀よく並んで生えています。



「季節のごあいさつ」、5月のカードを作りました。葉を広げ始めた クローバーの写真です。
見つけると幸せになるといわれている、四つ葉のクローバー。
自分が欲しいっていうより、あげたいな…幸せになって欲しいな…って思うようになりました。
ここをのぞきに来てくださった皆さんに、幸運が訪れますように。




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