古い日記帳

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2003/11/01 sat
今日から11月

なんだかんだ用事があって ちょっと遅れ気味でしたが、
今月のごあいさつを「季節のごあいさつ」のページにのせることが出来ました。

この間写真にとってきた、ムクノキの実の写真です。
なかなか、黒く実らないなぁと木を見上げていて 気がついたんですけれど、この木の実は 鳥が好きらしくて、
実るそばから食べられちゃうんですね。
枝についているうちから、何となくしわっぽいです。味は、干し柿に似てるかな。
公園に大きな木があるんですが、ムクドリがいっぱい食べにきます。
ムクの実が好きだから、ムクドリ…なのかな?←単純すぎ?

葉を、明るい黄色に染めて、今、一年で一番華やかです。



この間、朝のニュース番組の中で、
都心のケヤキ並木からの中継をしていたアナウンサーさんが、
『鳥がたくさん、ケヤキの実を食べにきています…』と、レポートしていました。
私も、ケヤキ並木のそばに十数年も住んでいるのですが
並木道に 実を食べに来る鳥って 特別に思いつきません。

あんなちっちゃい実でも食べに来るのかな?
今度は 良く見張っていて、なんて言う鳥が食べに来るのか見極めたいです。
それとも、郊外の並木には来なかったりして…。(他にもっと効率のいい木の実がいっぱい実るもの)



窓から見える並木道の木々も、サクラの赤、ケヤキの茶色、コブシの黄色と、色とりどりになってきました。
朝晩、だいぶ冷え込むようになりました。
空気が乾燥して、ちょっと油断していると、のどの奥の方がチリチリしてきます。
風邪ひいている人も多いですよね。気をつけなくっちゃ。



2003/11/02 sun
ヒバの実

学校で拾ってきたヒバの実の写真を撮りました。
これ全部がひとつの実…じゃなくて、枝先に2〜3個ずつ付いていたちいさな実を集めた写真です。
もう一度学校に行ってよく見てきたのですが、ヒノキによく似た葉っぱ…やっぱり、ヒバの仲間だと思います。
ニオイヒバで間違いないと思うんですけど、
『パイナップルのような強い芳香』が確認できなかったので、保留にしておきます。



実は今日、日曜日の校庭へ、バッタを逃がしに行って来たんです。
9/19につかまえて来た オンブバッタのとび太君です。

息子にとって、2匹目のオンブバッタという事もあって、最近では、世話どころか見向きもしなくなっていました。
飼う必要がないなら、つかまえた草むらに返してあげてと説得して、今日、やっと逃がすことが出来ました。
ケースの中でキュウリを食べていれば、他の虫に食われることもなく 長生きは出来るかもしれないけれど、
お嫁さんも見つからないし、第一 自由じゃない! 

やっぱり、どんな危険と隣り合わせだろうと、虫は自由じゃなくっちゃね。息子が聞き分けてくれてよかった。
つかまえたのと同じあたりで葉っぱにのせてあげて、バイバイ(^o^)/とお別れしてきました。

鳴く虫たちももう、昼間から鳴くようになりました。もうすぐバッタ達の季節もおしまいです。
急いでお嫁さんを見つけてね。元気でね、とび太君。



2003/11/05 wed


昨日、おさんぽしていた朝のうちは、ちょっと強めの風が吹いていました。
あんまり冷たくはないので、"木枯らし"って言う感じはしなかったんですが、
公園の木の葉が、風に舞っていました。
ユリノキ、ナツツバキ、ハナミズキなどは、半分以上散ってしまって、裸の枝が目立ちます。
エノキが真っ黄色に色づきました。一足先に色づいたムクノキの葉は、もうかなり散ってしまいました。
モミジバフウとアメリカハナノキは赤く、アメリカサイカチは黄色く色づきました。(このへんの木も、いずれ写真をのせますね。)
ポプラの葉も、もう半分くらいしか残っていません。
メタセコイアもラクウショウもかなり色づいてきました。



でも、今年の紅葉はやっぱり、きれいではありませんね。
茶色いまま散ってしまう葉が多い木は、何となく写真にとる意欲がわかなくて、
カメラは構えずじまいでした。
ドングリも、夏の終わりに 青いまま落ちていた方が、数多く見かけたかも…と思うほど、少ないです。
夏 暑くて 冬 寒くないと、植物たちは困るんでしょうね。
来年こそは良い年に!そう思いながら、葉を落としているのかな?



2003/11/07 fri
草もみじ

昨日の夕方から降り出した雨が、午前中いっぱいまで残ってしまいました。
(ちなみに今は、うそみたいによく晴れています。)
昨日さぼってしまったおさんぽに 今日こそは行くぞ!と思っていたのに残念です。

代わりに近所のお店を一回りしてきました。
霧のような雨が降っていたのですが、見た目ほど気温が低くないので、なんだか変な感じです。
おかげで汗かいちゃったし(苦笑)。
珍しく雨の多い11月ですね。11/3文化の日も、何年ぶりかで雨だったし。変な年…は、まだ続いているのでしょうか?



道ばたの草の葉も、紅葉していますね。"草もみじ"というのだそうです。
おなじみのエノコログサやメヒシバも一株につき、一枚か二枚ずつの葉を渋い赤に染めています。
フェンスにからみついたヤマノイモやヘクソカズラの長いハート形の葉は、黄色くなっています。

本によれば、紅葉する仕組みは木も草も同じだと言うこと。
写真のイヌタデも "赤まんま"とか呼ばれたて、おままごとには欠かせなかったりした、おなじみの雑草ですよね。
紅葉がきれいな季節、つい上ばかり見てしまうけれど、
足下にも、地味ながらも こんなにきれいな紅葉があったりするんですね。




2003/11/08 sat
11月の木々の様子

ちょっと前まで、この週末は お天気が悪そうという予報だったのに、今日はよく晴れました。
隣町の公園で、野点をしていると聞いて、ちょっとのぞいてきました。

娘も一緒に来て、お茶会ってどういうものなのか、じっくり観察していました。
見ているだけじゃ なんだからと、お茶席にも初挑戦。
真っ赤なもうせんの上に正座して、神妙な面もちで お抹茶を頂いてきました。
親の私の方は、てんで 不作法なので、ちゃっかり 腰掛けで(正座もせずに) 頂きました。←こらこら
頂いた後もしばらく残るお茶のいい香りに、少しだけ豊かな気分になれました。
日本人に生まれて良かったなぁ。←大げさ?



さて、遅くなりましたが、今月もおなじみの木々の様子を記録しておきます。

ケヤキ   実の付いた小枝は、ほとんど散ってしまいました。残る葉も、ほぼ全部 色が変わりました。
赤っぽいの有り、黄色っぽいの有りで、カラフルです。
ソメイヨシノ   葉が落ちて、サクラ並木も 向こうが透けて見えるくらいになりました。
クスノキ   元気いっぱい、青々としています。実は、まだ緑のまま。
色づくのが遅れているのか、色づくそばから鳥に食べられて見あたらないのか・・・どっちでしょう?
イチョウ   公園の大きな木が一本だけ、すっかり黄色くなりましたが、他は、まだまだ緑色。
でも、時々、端が黄色っぽくなった葉が混ざるようになりました。
シダレヤナギ   こちらも、まだ、けっこう緑色です。
ヒマラヤスギ   つぼみだったおばなが、開き始めました。指の長さくらいある花殻が
いっぱい落ちてきます。
ハナミズキ   木によっては、葉がすっかり散ってしまったものも見受けられるようになりました。
メジロの群が実をつついているのを見かけました。
ユリノキ   ものすごい勢いで葉を落としています。黄色い葉と茶色く枯れた葉が混在していますが、
ほとんど裸木になっています。
メタセコイア   葉が色づき始めました。全体的にラクウショウより色づきは遅いようです。
葉の端が、サーモンピンクになるところはユニークです。
ラクウショウ   幹に近い方の葉(小枝)から、黄色や茶色に 色が変わり始めました。
枝先の実は、十分大きくなりましたが、まだ緑色です。

エゴノキ   まばらに黄色くなった葉が、次々に散っていきます。実の大半は落ちました。
お手玉にするなら、今が拾い時ですね。
エノキ   日に日に 黄色くなってきました。枝先も黄色いけれど、地面の上も、エノキ特有の、
青みがかった黄色の落ち葉でいっぱいです。
ムクノキ   すっかり葉が黄色くなりました。公園の大木には、シジュウカラの仲間らしい 小鳥の群がやってきて、
鳴きながら枝のあいだを飛び交っていました。
コナラ   今年はドングリ、不作のようです。葉が色づいたというよりは、枯れてきました。
来年は、どんぐりがいっぱい実る年になるかな?
クヌギ   公園の木の中で一本だけが、すっかり茶色くなりました。ドングリ、今年も不作の年のようです。残念。
ミズキ   葉が散り始めました。きれいに うす赤くなる木もない訳じゃないけれど、黄色いまま、葉を散らせてしまう木が
多く見受けられます。
コブシ   木によっては、すっかり葉が黄色くなりました。真っ赤な実は、もう見つかりません。落ちたのか、
食べられちゃったのか…。枝先にもう、コートを着たような冬芽を見つけました。
ヤマグワ   黄色い葉が見られるようになりました。道ばたの植栽の至る所から、芽を出し、枝を伸ばしています。
繁殖力旺盛だねぇ。
スギ   常緑樹なのになんとなく、木、全体が茶色っぽいです。幹に近い方の古い葉から、
どんどん茶色くなって、短枝ごと散っています。
アカマツ   幹に近い方の古い葉から、どんどん茶色くなって、大量に散っています。
春についていた小さい実、まだ青いけど、大きく立派になりました。



今日の一枚は、学校のフェンスから顔を出していたきれいな紫色の花。カントウヨメナですかねぇ。
図鑑も見たけど、見分けるの苦手なんだ、この手の花は。違っていたら、ごめんなさい。(苦笑)



2003/11/11 tue
サルスベリの紅葉

また、雨です。
昨日…おととい…、土曜はいい天気だったけれど、その前もぐずつき気味でした。珍しく雨の多い11月ですね。
風邪をひきかけている人が多いから、のどを潤すにはいいかもしれないけれど、やっぱり、うっとうしいです。
9月に"秋の長雨"らしいお天気が見られなかったから、その分かしら?まさかね(笑)。
気温もぐんと下がり、木々の色づきも進みました。



数日前、公園をさんぽ中に見つけた サルスベリの写真をのせておきます。
とってもあったかみのある赤い色に紅葉していました。
きれいですよね。
お天気が悪いと 写真を撮ってもきれいな色に写らなかったりするんですが(←技術がないから)、
これは、まあまあ、うまくいった方です。
サルスベリは、そのなめらかな木肌を表現した名前ですよね。
薄茶の皮が所々はがれて、下の白い肌が見えていたりするのに、木肌全体は、すべすべしているんです。
本当に、猿もすべって登れまいっていう感じがします。

別名の百日紅(ヒャクジッコウ)は、花の時期が長いせいでしょうか、
濃いピンクの花を 夏中咲かせて、暑いのが本当によく似合う花です。
秋になって、紅葉した葉は、火のような 暖かみのある赤い色。
枝先に実った丸っこい実も かわいい感じです。



頭上の紅葉をながめているうちはいいんですけれど、この時期、毎年 見てしまう、気味のわる〜い光景があるんです。
公園の 道の真ん中に ウジャウジャとわいて出る なんだかよく分からない虫の群れ。

もお、本当に勘弁して欲しいんですけど、
なんでか、毎年、道の真ん中に 大人が両手でひとすくいしたくらいの虫の固まりを 見つけちゃうんですよ。
何かの幼虫みたいで とってもグロテスクなのが、いっぱい〜(><)。思い出しただけでもぞっとする。

地面からわいて出たのか、頭上から落ちてきたのか、分からないからよけいに気味悪くて。
一昨年だったか、舗装された道の真ん中でも見たので、地面からわいてくるんじゃないのかなぁって、
頭上(木の枝)から落ちてくるのかも…と思ったら、怖くて林の中をおさんぽ出来ないじゃないですかぁ(涙)。
完全によけるためには、相手の虫の生態が分からないと、対策の取りようがない。でも、気持ち悪くてちゃんと見られない。

今年も、あってしまいました。う〜〜〜〜、いやだよぉ。なんて言う虫なんだろう。あいたくないんですけど(泣)。



2003/11/12 wed
ミズキの落ち葉

やっと雲が晴れて日が差しました。
でも今日は、娘たちの小学校の6年生全員が、市の音楽会に出場するので、
そっちを優先して、おさんぽはお休みしました。

合唱、じょうずでした。ドラムセットを持ち込んで、男の子と女の子が一人ずつ 交代で叩いてくれたんですよ。
いやはや、小学生ながら達者なこと。女の子のドラマー☆とってもかっこよかった。
いろんな楽器を使った合奏も楽しかったです。
フルート、リコーダー、ピアニカ、アコーディオンにエレクトーンなどなど…旋律がきれいでした。
サンバホイッスル、ウインドチャイム、大太鼓、小太鼓、木琴などなど…パーカッションは元気があって良かったです。
ちなみにうちのお嬢様のパートは小太鼓でした♪
運動会が終わってから、ずっと練習していたんですもの。無事に、上手に出来て、ほんとに良かったです。



日差しがあるうちはいいけれど、陰ると急に寒くなりますね。今日は、ミズキの落ち葉の写真を飾りました。
雑木林の中ほどで 地面を黄色と灰色の2色に染めて 
ミズキの木の下に大きく 円を描くように 落ち葉が積もっていました。

条件が整えば、赤くなることもあるのですが、
私がいつも公園で見ているミズキの木々は、大半が 黄色いまま 葉を落としてしまいます。
落ちた葉は、灰色がかった茶色に変わります。おもては濃い色でも裏はかなり薄い茶色になり、
写真のような独特の模様になります。洒落た色合いでしょう?

大きく広げた枝に 大きな葉がいっぱい茂っていたのですから、枯れ葉も、それこそどっさり落ちます。
分厚い枯れ葉のお布団の下、どんな春が隠れているのかな?来年が来るのが 楽しみです。



さて、奇しくも今日は、うちのお嬢様の12才のお誕生日でございます。
小さく生まれて、幼稚園の年中さんまでは、風邪引いてばかりで
周りの人にいっぱい心配かけた 我が家の大事なお姫様。
 ☆☆☆☆☆ 生まれてきてくれてありがとう☆これからますますがんばって すてきなレディになってくださいね。☆☆☆☆☆☆



2003/11/13 thu
色づくコナラの葉

今日は朝から、晴れたり降ったり忙しいお天気です。それにずいぶんと寒くなりました。ようやく今週初めて、おさんぽに行けました。
家を出た時には肌寒いけれど、一生懸命歩けば汗もかくくらいの気温です。



おとといの日記でふれた あのイヤな虫。今日もまた見ちゃいました。年に2度見るのは初めてです。
しかも、もじゃもじゃしていた痕跡と、今まさに出てきたところの2カ所も!もぉ、ホント、いやなんですけど(泣)。
でも、上から降ってくるんじゃなさそうです。
道の 舗装と土の間から、つまり、地面の中からわいて出てきていました。←イヤだと言いつつちゃんと見てる。
で、しばらく もじゃもじゃした後は、てんでんばらばらになって、周囲の草の根もとや落ち葉の下にもぐり込むようです。
10年くらい前に、落ち葉の下にウジャウジャしてるのも見たこと有るし…。
結構何度も会ってるのに、なんの虫か見当も付かないんです。
幼虫って、あんまり図鑑に載ってないからなぁ。
でも、だからって「幼虫図鑑」(←あるんですよ。ぞぞー(><)買うのはいやだし…。



今日の写真はコナラの枝先。ずっと青々していたけれど、ここのところの寒さでようやく、色づいてきました。
条件が合えば、しみじみと秋らしい 渋いオレンジになるんですけど…、この木は、どうかな?
ドングリは この公園では あまり見かけませんねぇ。今年は不作な年なんでしょうか。それとも、冷夏の影響かな?



2003/11/15 sat
色づくクヌギの葉

今日は七五三ですね。
うちにはもう、お祝いするような歳の子はいませんが、雨も降らず、時には日も差すような おだやかな一日でした。
晴れ着でお参りに出かけた子どもさん達、おとうさん、お母さん方、おめでとうございます。そして、お疲れさまでした。
うちの子たちの七五三♪ そりゃあ もお、かわいかったですよ。←親ばか
時々、木の様子を見に行ってるあの鎮守様の森も、今日は千歳飴の袋下げた ちびちゃん達で にぎわったろうなぁ。
お年寄りたちがするように、森の木々も目を細めて 
お参りに来た子ども達を にこにこ笑ってながめていたんじゃないのかな。



今日の写真は、クヌギの葉。コナラをのせたら、クヌギものせておかなきゃね。
10/29の日記に書いたように、コナラよりは少し 黄色っぽい葉の様子。分かりますかねぇ。
こちらもいずれは、"くぬぎもみじ"と言われるほど、味わい深い色に変わるはずなんですけど、今年はどうですかねぇ。
ここ数日冷え込んだと思ったら、明日はまた 暖かくなって、10月の気温になるそうです。
きれいな紅葉には、急激な冷え込みが必要なんだけどなぁ。



落ち葉が、容赦なく降るようになりました。大きな木のある病院の門前を掃除していた人が、
「あー、もお 掃きたくないー!一度落ち始めると、これだからいやなのよ!」と、ぼやくことしきり。
ご苦労様です。お世話様。がんばってください。   
くれぐれも "落ち葉で排水溝が詰まるから、木を切ってしまえ"なんて言われないように。
お掃除は大変でしょうが、ひとつよろしくお願いします と、
木の代わりに言ってあげたい…と思いました。←思っただけかい!




2003/11/17 mon
コナラの紅葉

昨日は、暖かかったですね。よぉく晴れて、いい気持ちでしたので、家族みんなで 湖畔へピクニックに行って来ました。
晴れた日って、水面に空が映るから、よけいに晴れ晴れした気分になれますね。
風は強かったのですが、ずっと吹かれていても、
寒くはなかったです。小春日和って言うんでしょうか。

息子が草むらでバッタやキリギリスをつかまえていました。
苦し紛れに吐く液が、深い紫色なんですね。びっくりしました。
それから、イラガのまゆも拾いました。昆虫写真家の今森光彦さんが「昆虫記」の中で書いていらっしゃったように、
陶芸の作品にも似たしぶーい姿でした。すごい宝物♪見つけられて良かったね。



一転して、今朝は冷えました。風も相変わらず強いんですが、今日のは冷たいです。
でも、まけずに元気に歩いてきました。
なにぶんすごい風なものだから、枯れた葉がいっぱい
公園のタイルを貼った遊歩道を カラカラと乾いた音を立てて転がっていきました。
木枯らしの帰り道、よちよち歩きの子ども達を
『ほら、はっぱさんときょうそうだよ。』って、急がせたことなどが懐かしく思い出されます。



そんなこんなで歩いているうち、雑木林の中ほどに、赤い葉をつけた木を見かけました。
これが、写真のコナラの木 です。

近づいてみると、ねじけた感じのまだ細い木です。
幹の半分を失うほどの大きな傷のために、ねじれてひどく痩せています。
まわりのコナラは、色づき始めたばかりだというのに、一本だけ、すっかり赤くなっていました。
きれい…だけど、哀しい赤です。
この木は生育状態が悪いので、そのうち 切られてしまうのじゃないかと思います。
たかが公園の植栽の木…ですからね(嘆)。
あんまりきれいだったので、何枚も写真に撮ってきました。
風がおさまったら、また、撮りに行ってこようかと思います。




2003/11/18 tue
ケヤキの落ち葉

昨日は風が強かったので、ケヤキの葉をたくさん拾えました。まだ青々した葉から、すっかり茶色く枯れたものまで。
色とりどりの葉を拾って、画用紙の上に並べてみました。

赤いものは、カエデ(ハナノキ)と同じくらい赤く、
黄色いものは、イチョウと同じくらい黄色いことがおわかり頂けますでしょうか。
こんなにいろいろな葉が、一本の大きな木の中に混在するですから、きれいなはずです。
木によって違い、見る角度によって変わり、
日々刻々と変化する。大きな木の上でも、並木道でも ケヤキの紅葉は、本当に味わいが深くてきれいです。



今日はよく晴れておだやかでした。
朝、10℃以下まで冷え込むという予報でしたが、さほど寒くは感じませんでしたが、どうだったんでしょう。
今日も、学校の 保護者のための教養講座に行って来ました。
今回もまた、手芸関係♪ 手は動かしつつ、顔なじみのお母さん達と、
久しぶりのおしゃべりを楽しみながら、のんびりと過ごしました。



2003/11/19 wed
ドウダンツツジの紅葉

今日は一日曇って寒いのかと思っていたら、ちょっとは日も差して、まずまずのお天気です。
そろそろ、ドウダンツツジの葉が赤くなってきました。
この木は、公園や建物のちょっとした花壇に良く植えられている低木です。
2〜4cmのちいさな葉と、春に咲く、白くてかわいい
ベルの形のお花が特徴です。
上に余り伸びずに、細い枝を密に茂らせるので、まぁるく かわいく刈り込まれていることが多いようです。
そして、秋には真っ赤に紅葉します。

葉の質はやわらかくて、夏の間はどちらかと言えば明るい緑色だったのに、
秋が深まってくると、次第に色が深く濃くなっていきます。
一時期、黒いような茶色いような、なんだか ひどくくすんだ暗い色になります。
葉のクロロフィルの緑色が抜けないうちに、糖分から作られる赤いアントシアンが重なっているのですね。

やがて、葉の上の葉緑素が分解されクロロフィルの緑色が失われると、
ドウダンツツジの葉は燃え立つような朱色になります。
今がちょうどその時期に当たります。木によって(生育環境の違いなどで)多少の早いおそいは有りますが、
植え込みが次々に 真っ赤な 燃える様な色にかわっていくのを見るのは、楽しいものです。

クロロフィルの緑色が抜けた 明るくすっきりとした赤。
歳をとったら、こんな心映えになりたいものだなぁと思ったりして…。早すぎましたかねぇ(笑)。



2003/11/22 sat
色づき始めたトウカエデ

昨日はいいお天気でした。晴れて風もなく、気温が上がって暖かくなりました。
寒いと覚悟していた 小学校の体育館での音楽会も 快適に楽しむことが出来ました。

かわいい1年生から、たのもしい6年生まで、みんなとっても上手でした。
息子が 一生懸命練習した笛も じょうずにできたし、娘は お気に入りの歌をクラスで歌えたし、よかったです。
一番最後は、市の音楽会でも演奏した曲を もう一度、6年生全員で演奏してくれました。
明るいリズムの楽しい曲で まるでカーニバルのパレードがやってきたみたいでした。
市の音楽会の時より、また一段とじょうずになって、 
みんな本当に楽しそうに、のりのりで演奏していました。



今日の写真は、色づき始めたトウカエデのこずえ

この木は、幹近くのきみどり色の葉から黄色、そして枝先の赤い葉へと、少しずつ色を変え、
木、一本がとてもカラフルに色づく木です。
この間の朝日新聞に載っていましたが、中国原産の木で、漢名は『三角槭』(さんかくせき)。
中国でカエデは楓(ふう)ではなくて 槭(せき)と言うのだそうです。
そういえば、図鑑を見るとカエデの仲間ではないフウ(楓)という木も有るんですよね。
遠い中国から渡ってくる間に、誰かが間違えちゃったの…かしら?

かなり丈夫な木らしくて、最近では街路樹としてよく見かけます。
結構交通量の多い道ばたでも がんばって茂り、紅葉しています。
ただ、我が家の近くのトウカエデは、どれも夏の姿が悪くて、なかなか写真に撮ろうという気になれないものばかり。
いい写真が撮れたら、おなじみの木として一ページにまとめたいなぁと思っていまるんですけど、
やっぱり道端って環境悪いんだろうなぁ。



すっかり裸木になってしまったナツツバキの横で、ヒメシャラがやっと色づきました。
花と葉の大きさくらいしか違いの見つからなかった
そっくりさん同士ですが、紅葉する時期は違うようです。



2003/11/25 tue
雨の日の公園

今日は朝から、冷たい雨が降る一日となりました。3連休の間降らずに済んだんですから文句も言えませんが、
いっこうにおさんぽに行かれないのに 業を煮やして、雨の中 いつもの公園に行って来ました。
もちろん、完全防備で 風邪引かないようにして、30分ほどの気分転換…ですけどね。
当然人っ子一人いませんし、
遊歩道にも雨水が流れて小川のようだったり、排水溝に枯れ葉がつまって池のようだったりしましたが、
雨に濡れた紅葉は、彩りも鮮やかで 本当にきれいでした。

そんなわけで、今日の写真は、雨に濡れたコナラの葉。しみじみと秋らしい 渋い色でしょう。きれいですよね。
でも、冷たい雨に強い北風。いつまで木にくっついてていくれるかなぁ。



2003/11/26 wed
五色のもみじ

いいお天気です。北風は若干強いものの、気温はそれほど下がらず、いい気分でおさんぽして来ました。
並木の木々も、公園の木も ずいぶん葉を落として、スカスカになっちゃいました。
その分、ぶあつい落ち葉のじゅうたんが出来上がっているわけで、歩くとカサコソという いい音がもれなく付いてきます。
ついでに雨上がりだから、いい匂いも立ち上ってきて、朝から贅沢な思いをしてきました。



公園の端には、わが子達が通うのとは また別の小学校が 隣接しているのですが、
今日は なにやら ちっちゃい子達が落ち葉焚きをしていました。
わが子達も1年生の秋に、焼き芋パーティーを楽しんだので、そういったたぐいのイベントなんだと思うのですが、
何しろ昨日はしっかり雨が降ったわけですから、落ち葉だってしめっています。だから…だと思うのですが…、
校庭中 ものすごい煙におおわれているんです。

その中をちっちゃい体が、
両手いっぱいに落ち葉を抱えたり、ソリ代わりの段ボールにいっぱいつんで引っ張ったり、
ちゃっかり乗っちゃったり、ワーワー、キャーキャーと煙の中から 
入れ替わり立ち替わり、現れては消えていくの繰り返しで、
大騒ぎのまっ最中でした。
とってもたのしそうでした。うちの子達帰ってくるまでに、お芋ふかしておこうかなぁ。



今日の写真はモミジの枝。たぶんイロハモミジだと思います。
他の木よりは少し遅れて、【真打ち登場】みたいな感じで色づきました。
この間、紅葉の便りを伝えていたアナウンサーが、テレビの中で言っていたのですが、
赤一色に染まる前の 色づきかけのもみじを
昔の人は「五色もみじ」と言って愛でたそうです。そんな、五色に見えるような、今朝のもみじでした。



2003/11/28 fri
お茶の花

11月は、飛ぶようにすぎて行っちゃいます。もう、28日。いやはや あわただしい。
昨日からまた、お天気は下り坂です。ただ、台風の影響で
これから数日、気温は高めで推移するようです。



さて、まわりじゅう あまりにきれいな季節なので、カメラさんが忙しくて 大変です(^^)。
今日の写真は、とっても清楚なお茶の花
お茶って、あの、飲むお茶です。
日本茶も、紅茶もウーロン茶も、同じお茶の木の葉で作るんですよね。
ツバキやサザンカの仲間なので、花もどことなく似てますでしょう。ちょっと小さく(2.5cmほど)、慎ましやかに咲きます。
丸い実もつけます。
ツバキやサザンカよりは ずっと うすい殻に、種が2〜3個入って、振るとコロコロといい音を立てる
かわいい実です。殻が開く前の 丸いまま拾えたら、鈴のように思うかも しれませんね。
ただ、現役ばりばりで 生産中の畑の木には、花は咲きません。
でも、たいがい、お茶畑のそばにはお茶の木の生け垣があるので、そこで、花や実を探します。
この写真を撮った日も、数あるお茶の花の中から選りすぐりの美人さんを捜している母の足下で、
子ども達が夢中になってお茶の実を拾っていました。

あの…、なんにするんですか、そんなにいっぱい。



2003/11/30 sun
雨の日曜日

予報通り、週末はずっと雨が降ってしまいました。
土曜日には学校でイベントがありました。友だちとはぐれてしまった息子の方は、早々に帰ってきてしまいましたが、
娘は十分に楽しんできたようです。

日曜日の今日も、夕方までずっと雨が降っていました。
子ども達はのんびり テレビゲームに興じていました。もうすぐ"ラスボス"をやっつけられるのだそうで、夢中です。



私はサイトの更新作業をしていました。あしたから、12月になるので、ちょっとだけクリスマス仕様に変更です。
サイトからのクリスマス・カードも作りました。
「おなじみの木」として取り上げた木の葉を画像を使って、リースにしてみました。
なんの葉っぱか、分かりますか(^^)?




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